石こうで岩を作りたいならこれ一択!大手鉄道模型メーカー「KATO」のシリコンモールド
山の岩肌や海の岩礁。ジオラマで自然の荒々しさを表現するには「岩」のジオラマパーツがかかせません。
今回はそんな「岩」のジオラマパーツを石こうで作る方法をご紹介します。
石こうを好きな形で作るには「型(かた)」の存在が必要不可欠です。
まずはその「型」に注目してしてみていきましょう。
石こうで岩を作るならこれ!
前回はジオラマパーツの石こう液づくりをメインに紹介しました。
石こう液作りも重要な工程ですが、石こう作りの醍醐味は型取りです。
型に石こう液を流し込む時も、石こうを取り外す時も、とてもわくわくする時間です。
うまく出来上がった時の感動は得難いものです。
そんな石こう作りの主役ともいえる「型取り」での注目アイテムがこちらの「シリコンモールド」!
あの大手鉄道模型メーカー「KATO」から販売されているシリコン製の型です。
現在「地層石」、「ランダム」、「岩盤」、「岩礁」の4つのシリコンモールドが販売されています。
どの型も岩の面影が見えますね。溝の部分を触ってみると、岩のごつごつ感を感じます。
丈夫に作られており、簡単な手入れで、繰り返し使うことができるので、この型を使っておけば間違いありません!
今回使用するのは「岩礁」のシリコンモールドです。
早速石こう液を流し込んでいきたいところですが、その前に下準備。
水で薄めた中性洗剤を型に塗っていきます。
これをしておかないとうまく型から外れず石こうが崩れてしまいます。
また溝に石こうがこびりつきやすくなるので手入れも大変...
地味ですが重要な作業です。
型に石こう液を流し込む時は、かたよらないように水平にしておく必要があります。
こちらの型は裏側がでこぼこしておりそのままでは安定しません。そのため今回は緩衝材を敷いてバランスを調整しています。
前回作った石こう液をシリコンボウルで直接流し込んでいきます。作ってすぐに流しこめるのは便利ですね。持ち手があって扱いやすいのでオススメです。
すべての型に流し込みました。少しあふれてしまいましたがゴムヘラを使って追い出すようにとってあげれば特に問題ありません。
型の下に敷いた緩衝材のおかげで安定していたので、その際に他の場所もこぼさずにすみました。
そして待つこと1時間。
ついに型から石こうを取り外す時がやってきました!
シリコンでできているため、曲げたり裏側で押し上げてあげれば簡単にとることができます。
下準備をしっかりしたおかげもあり、きれいにポロっと剥がれました!
石こうにはしっかりと岩礁の表面が再現されています。
このままでも十分岩っぽいですが、色を塗ってあげればもっと化けます。
色を塗るのが楽しみですね。
作業を始めてから3分程で、型からすべての石こうを外し終えることができました!
型に流し込んで時間をおくだけで、本物の岩のような質感のジオラマパーツを作ることができました。
取り外すときうっかり一つ岩が割れてしまいましたが、割れた断面に石こう液や接着剤を塗ってくっつけてやれば簡単に直ります。
ジオラマパーツを作るときこのシリコンモールドは本当にオススメです!
シリコンモールドの便利な点は、型をある程度変形することができるので、簡単かつきれいに石こうを取り外すことができることと、型の手入れが非常にしやすいこと。そして繰り返し使えること。
このように何度も使うことを想定して作られている点が、シリコンモールドの大きな魅力ではないでしょうか。
自分が作ったジオラマパーツは愛着がわきます。
自分だけの岩をシリコンモールドを使えば簡単に作ることができるので、ジオラマ制作に興味のある方やこれからジオラマ制作をはじめる方にぜひオススメしたいアイテムです!
シリコン製だからできるお手入れ方法
型取りの後にやらないといけないのが使い終わった型のお手入れ。
濡らしたペーパータオルで大部分は拭きとることができるのですが、でこぼこした溝の汚れはちょっとだけ工夫が必要。
でこぼこ部分を後ろから押し上げて拭いてあげれば、溝にこびりついた細かい石こうをきれいに落とすことができます!
これで次もきれいに使うことができますね。
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シリコンモールド岩礁
石こうで岩を作るときの必需品。
さまざまな種類の岩の型があり、自分の作りたい岩に合わせて型を選ぶことができます。
シリコン製なので、曲げたり溝の部分を後ろから押し上げたりすることができるので、
石こうの取り外しやお手入れが非常に楽になります!