TOMIX 旧型レールの互換性
みなさんはTOMIXのレールに3つの種類があることをご存知でしょうか?
現在発売されているTOMIX製レール(ファイントラック)は道床部分が灰色のものですが、昔発売されていたTOMIXのレールは道床部分が茶色のものが一般的でした。
さらに茶色道床のレールには2種類あり、1980年頃の再初期に発売されたものとそれ以後では形状や、現在のファイントラックとの互換性に差がみられます。
昔からTOMIXのレールを使い、レイアウト・鉄道模型ジオラマを製作されている方や、これを機に旧型レールを気に入り、採用される方のために、ここでは各レールの違いをご紹介いたします。
まず再初期に発売された茶色レールと、それ以後の茶色レールで現在のTOMIXレールに繋ぐことが可能なのは後者のみであるということです。
再初期の茶色レールは販売期間も短かったため、現在入手するのは相当に難しいものとなりますが、もしレイアウトに組み込む際には注意しましょう。
では2種類の旧型茶色レールはどのように見分ければよいのでしょうか?
現在のファイントラックとも互換性のある茶色レールは上の写真のように接続部分が台形になっています。
初期茶色レールと後期茶色レールでは接続部分以外にはほとんど同じ見た目をしています。
一方、現在のファイントラックとは接続のできない初期茶色レールは上の写真のように接続部分が丸くなっており、
無理やり繋げようとしても上手く接続ができません。
これをどうしても現在のレールに接続させたい場合には丸い部分をカッターやヤスリなどで削る必要があります。
茶色レールの入手方法としましてはオークションや中古Nゲージ取り扱い店で探すのが良いでしょう。
発売から20年以上たち、すでにメーカーでの生産は終了していますので集めるのには根気が必要ですが、バラストを撒く必要のないままに道床を再現できますからご興味をもたれた方はぜひご検討下さい。