Bトレインショーティーの作り方
Bトレインショーティーとはバンダイから発売されている鉄道模型です。
Nゲージ商品と大きく違う点として車両の長さが短く、デフォルメされているのが特徴です。
しかしながら、車両の細かい造形や、リアリティーはNゲージにも負けませんので、
コンパクトで扱いやすいシリーズといえるでしょう。
TOMIXやKATOのNゲージ完成品と比べ、未組み立て品なので、手が出しづらいと思われている方も多いかもしれません。
そんな方のために、このページではBトレインショーティーの作り方をご紹介します!
Bトレインショーティーはプラモデル等製作したことのない方でも簡単に組めますので、購入を迷っている方はぜひ挑戦してみてください。
※当記事で紹介しているマグネットカプラーは現在廃止されており、2014年2月以降の発売商品には付属しておりませんのでご注意ください。
今回の製作では「東武鉄道50000系 2両セット」を使用し、ご説明致します。
箱の中には二両分のパーツと、デカールが入っています。
Bトレインショーティー製作に必要なもの
Bトレインショーティーを作るのに特別な工具や接着剤は必要ありませんが、
ニッパーだけは使用した方が良いでしょう。
ランナーに付いているパーツをゲートから切り離す際に用います。
これは手でちぎるような形でも切り離しが可能ですが、切り離し部分が破損したり、見た目が汚くなってしまいます。
ゲート切り離しに特化した、「薄刃ニッパー(ゲートカット用)」や「モデラーズニッパーα」がオススメです。
Bトレインショーティー BANDAI Bトレインショーティーは、リアリティーはそのままに、 長さをショートカットしたモデルです。 ■メーカー:バンダイ ■品番:778451 他 |
薄刃ニッパー(ゲートカット用) プラモデルのパーツカットに欠かせない精密ニッパーの刃先をより薄く、シャープになっています。 ■メーカー:タミヤ ■品番:74035 |
モデラーズニッパーα スケールモデルやミニ四駆などの製作に欠かせない、プラスチック専用ニッパーです。 ■メーカー:タミヤ ■品番:74093 |
シャーシを作る
1. Bトレインショーティーには説明書も付属していますので、読みながら作っていきましょう。 まずはシャーシの作成から。シャーシとは台車の部分のことです。 パーツをゲートから切り離し、取り付けましょう。 |
2. 二つのパーツをくっつけたら、下に車輪をつけます。 車輪は少し押し込めば付けれるようになっています。 |
3. ここまでは簡単ですね、あっという間に車輪部分が二つできました。 |
4. 次に床下パーツとレリーフと呼ばれる車輪の細部を形どったパーツを使用します。 |
5. まずは床下パーツに先ほど作った車輪をつけます。凹凸部分をぐっと押しこみ、はめ込めば完了です。 |
6. 二つの車輪を床下パーツと合体させました。この側面にレリーフパーツを付けていきます。 |
7. レリーフは車輪パーツの凹部分にはめ込みます。前後で合計4つのレリーフを取り付けます。 |
8. レリーフを取り付けたらシャーシの完成です。 これだけでもデフォルメながら細かな造形がわかりますね。 |
先頭車を作る
1. シャーシができたら、いよいよ車両の製作に取り掛かります。 車両のガラス部分となるパーツを切り離します。 |
2. ガラス部分に電車の側面パーツを取り付けます。 このとき、側面にある方向幕の位置とガラスパーツの向きに注意してください。 説明書の図をよく見ながら取り付けましょう。 |
3. ガラスパーツに側面を取り付け終わりました。 つぎにガラスパーツの下部分に黒いブロックパーツを取り付けていきます。 |
4. このような感じで、ブロックパーツに空いている二つの穴が外を向くように取り付けましょう。 |
5. もう片方の側面と合わせ、車体の基礎ができました。 |
6. 次に屋根パーツの取り付けにかかります。ガラスパーツの穴にはめ込み、カチッと音がするまで押し込みましょう。 |
7. 屋根の取り付けの中身はこのようになっています。 ガラスパーツとの向き、穴の位置方向に注意しましょう。 |
8. できてきましたね。先頭車の製作も大詰め、電車の顔ともいえる、正面部分と妻板の取り付けを行います。 |
9. 正面パーツには先にスカートを取り付けておきます。 |
10. スカートを取り付けた正面パーツを車体にカチッと取り付ければあと少しです! |
11. 最初に作ったシャーシを車体の下から取り付けます。 一見難しそうですが、凸部分を上手くはめれば簡単です。 |
12. 先頭車両の完成です! コンパクトではあるものの本物の車両に忠実な作りなのがよくわかりますね。 |
中間車を作る
1. 中間車の作り方は先頭車と同じなので、先頭車を完成させたのであれば、とくに難しいことはないはずです。 シャーシをサクッと作ってしまいましょう。 |
2. 先頭車と同じように妻板装着前までボディを作ります。今回は中間車両にパンタグラフを装備させますので、妻板は配線モールドの付いたものを使用します。 |
3. 屋根にはパンタグラフを装備させます。 パンタグラフは折りたたまれいる状態のものですが、このほうが破損などの心配はありませんね。 |
4. 中間車が完成しました!!先頭車に比べて一度車体を作ったことがある分、早く作れました。 |
車両を連結させる
1. Bトレインショーティーはもちろんカプラーによる連結が可能です。 付属のマグネットカプラーを使用してみましょう。 |
2. マグネットカプラーはスカートのあたりにある棒部分に押し込むことで取り付けられます。 |
3. 車両を連結させてみました! カプラーはマグネット式の他に固定型のカプラーも付属していますが、 マグネットカプラーであれば連結、切り離しはとっても簡単です。 |
4. いかがでしたでしょうか? プラモデル初心者の方でも簡単に作れますから、オススメですよ。 ちなみにBトレインショーティーは台車や、床下パーツを交換することでNゲージのレールを走行する事が可能です。 |