ペーパークラフトを製作してみよう
皆さん「みにちゅあーと」ってご存知ですか?
ペーパークラフト製品で有名なさんけいから発売している「みにちゅあーと」は1/150サイズなのでNゲージ・鉄道模型のジオラマやレイアウトにピッタリなんです!
ペーパークラフトというと、精密な作業を想像し、敷居が高く感じるかもしれません。
しかし、さんけいのペーパークラフトなら塗装する必要は一切なく、細部まで精密にレーザーカットされたカラー硬質紙を貼り重ねて組み立てればOK!
色付きの厚紙なので塗装することもなく精巧な模型が完成しますよ。
完成した模型は、とても “紙” とは思えない、しっかりとした質感、強度を持っています!
とくにオススメしたいのはプラスチックのストラクチャーでは再現のできないレベルの繊細な造形や、紙でできていることによる質感です。
木造タイプのストラクチャーは特にその違いを感じられることでしょう。
今回はそんな「みにちゅあーと」の中でも初心者向けキットを組み立てる工程をご紹介致します。
今回使用する商品
商店B(ペーパークラフト) 四辻の角に建つ店舗です。通りに面した建物の2面が店として開放されています! ■メーカー:さんけい ■品番:MP03-07 |
モデラーズナイフ 刃を立てて削る作業でも刃こぼれしにくいのが特徴です。 ■メーカー:タミヤ ■品番:74040 |
タミヤクラフトボンド 情景製作やペーパークラフトに最適な水溶性ボンドです。 ■メーカー:タミヤ ■品番:87078 |
クラフトピンセット ペーパークラフトの製作に、また、デカールやステッカーの貼り付けなど模型製作にも便利。 ■メーカー:タミヤ ■品番:74080 |
ペーパークラフト製作に用意するもの
今回製作するのは比較的初心者向けのペーパークラフトキット、「商店B」です。
これくらいの大きさの「みにちゅあーと」でしたら大体の製作の流れは似たものになっておりますのでぜひ参考にしてみてください。
必要な道具はデザインナイフ、爪楊枝、ピンセット、クラフトボンド、定規、カッターマットです。
爪楊枝は細かい部分へボンドを塗るのに使用しますので、何本かあるとさらに良いでしょう。
ペーパークラフトを製作する
それではさっそく製作に入っていきましょう。
組立の説明書も入っていますので、それに従い、パーツシートからデザインナイフで切り取っていきます。
デザインナイフで切り取る、と言葉だけですとめんどうそうに感じるかもしれませんが心配はいりません。
さんけいのペーパークラフトは予め大部分をレーザーカットしてあるので、実際にナイフでカットする部分はパーツの外側の四角ぐらいなのです。
本来カットする必要のない部分をうっかり切り取ってしまった、というような失敗もほとんど発生しないことでしょう。
「みにちゅあーと」では扉や、窓付きの壁は重ねて作る場合が多いので、クラフトボンドを使って接着しましょう。
窓のある場合は付属のプラバンを説明書の指示にしたがってカットし、クラフトボンドで裏側から接着しておきます。
一つ作成すればなんとなく「みにちゅあーと」の製作用量はわかってくるかと思います。
扉や壁になるパーツをどんどん製作していきましょう。
気をつけていただきたいのがパーツ同士を重ね合わせる向きや上下です。
クラフトボンドを使って接着してしまったあとに向きが逆であることに気づいてしまったり、逆さまであることが発覚してしまうと、パーツ同士を剥がすのは至難の技です。
なにしろ素材が紙なので、無理に引き剥がそうとして大きく破損してしまいかねません。
パーツ同士の接着には十分ご注意ください。
扉や壁のパーツができたら、次は建物内部や、一番外側になる壁同士を接続します。
「みにちゅあーと」ではパーツ同士の接続はスライド式であったり、凹凸を上手く差し込むことで行えますので安心です。
パーツ同士の接続が凹凸の差し込みである場合は、接続後にクラフトボンドを使って凹凸部分を固めておきましょう。
この際は凹凸部分が非常に小さいので、爪楊枝を使ってボンドを塗ることをオススメ致します。
凹凸での差し込みのみでも完成できないことはありませんが保持力はあまり強くないため、こうして接着させてしまうのが無難です。
無事に建物の骨格ができました。
これに細かいパーツを付けていくのが大部分の作業になります。
ここからは非常に小さなパーツも多く扱いますので、ピンセットがあると非常に便利です。
建物に最初に作った扉や、壁などを接着させていきます。
この際にも凹凸での差し込みがありますので、ミリ単位での接着の精密さが要求されないというのも嬉しい点ですね。
雨戸になる小さなパーツや、小さいサッシなどを付けていきます。
ここで今回一番の小さいパーツの登場です。
瓦屋根を支える骨組みのパーツですが、とても指では持てない小ささなのでピンセットを使用して接着します。
このような小さなパーツはパーツシートからカットする際にもお気をつけ下さい。
カットに力が入りすぎてパーツが跳ねてしまい、床にでも落ちてしまえば見つけれるのは非常に困難です。
ピンセットを使って上手く接着させることができました。
ここまで建物の内部や外装ができてたら床部分の取り付けです。
床の取り付けも凹凸での差し込みになっていますので、裏返してボンドで固めておきます。
速乾性のクラフトボンドですが、多少は時間を置いたほうが安全なので、床部分を乾燥させているうちに屋根になるパーツを作っていきましょう。
屋根はパーツシートの屋根パーツの他に付属の瓦シートを使用します。
瓦シートをカットし、屋根パーツにボンドで接着しましょう。
1階の屋根部分を取り付けました。
白く少しはみ出たボンドも乾燥後は透明になるのでそれほど気にする必要はありません。
2階の屋根にも同じように瓦シートを接着しましょう。
2階の屋根を建物の上から被せるように取り付けて接着し、瓦の中央部分を接着します。
最後に看板を取り付けたら完成です!
やはり完成してみて思うのは紙の質感による木造家屋の雰囲気と、プラスチックのストラクチャーでは再現できないほど綿密な扉の骨組みでしょうか。
さんけいのペーパークラフトである「みにちゅあーと」なら時間さえあればどなたでも製作できますので、ぜひ一度初心者向けのキットで試してみてください!
今回使用した製品
商店B(ペーパークラフト) 四辻の角に建つ店舗です。通りに面した建物の2面が店として開放されています! ■メーカー:さんけい ■品番:MP03-07 |
モデラーズナイフ 刃を立てて削る作業でも刃こぼれしにくいのが特徴です。 ■メーカー:タミヤ ■品番:74040 |
タミヤクラフトボンド 情景製作やペーパークラフトに最適な水溶性ボンドです。 ■メーカー:タミヤ ■品番:87078 |
クラフトピンセット ペーパークラフトの製作に、また、デカールやステッカーの貼り付けなど模型製作にも便利。 ■メーカー:タミヤ ■品番:74080 |