東武鉄道(東武鉄道株式会社)について
東武鉄道(東武鉄道株式会社)は東京都など関東全体に路線を持っている私鉄です。
保有路線距離はJRを除けば関東で最大であり、全国で比較しても近鉄(近畿日本鉄道)に次ぎ、日本第二位の長さを誇っています。
東武鉄道の路線は大きく分けて2つ存在しており、ひとつは伊勢崎線(東武スカイツリーラインとも)、もうひとつは日光線、野田線(東武アーバンパークラインとも)になります。
このうち、伊勢崎線は東武鉄道の開業時に開業しており、現在では東京スカイツリータウンができたことで利用者も増えました。
開業は1899年までさかのぼり、当時は2時間に一本の感覚で運行されていました。
この際には旅客と貨物を輸送するための混合列車であり、現在のように分かれてはいませんでした。
戦後になると人々が重視する場は山手線上になり、山手線と絡むこのない東武鉄道は苦戦を強いられました。
しかし時がたつにつれて線路や駅の開発も進み、とくに北千住駅ではラッシュ時の混雑が目立つようになりました。
現在では北千住駅も非常に大きな駅へと拡張され、越谷駅までの複々線化もあって、混雑に対応できるようになり、1時間のうちに40本以上の電車が運行されるなど、日本でも最大規模の運行状況となりました。
東京メトロ日比谷線や東京メトロ半蔵門線、東急田園都市線とは相互直通運転も行っております。
女性専用車両は2005年から対応車両の最後尾に設定されています。
東武鉄道では昔から特急や急行などの優等車両があり、観光列車やビジネス列車として活躍しました。
主な優等列車としては「けごん」「きぬ」「りょもう」「ゆのさと」などがあります。
東武鉄道で有名な車両としてはなんといっても東武100系電車「スペーシア」ではないでしょうか。
新幹線にも似た流線型のデザインとヘッドライト部分、それにいくつかのカラーバリエーションも相まって子供から大人まで幅広い人気を得ています。
現在では日光線と鬼怒川線の特急車両はすべてこのスペーシアに統一されています。
目を惹く美しいデザインは経済産業省からも評価されているほどで、鉄道友の会からはブルーリボン賞を受賞したこともあります。
車両の見た目だけではなく、内装にもこだわりがあります。
デザインは有名な海外のデザイナーによって仕上げられ3号車にはビュッフェや自動販売機も備えています。
ホテルの室内のようなイメージを持たせた4人用個室もあり、これは6号車に設置されています。