タカラトミー(プラレール)鉄道模型メーカーのご紹介
おもちゃ市場の中で現在でも多くのシェアを獲得している大手メーカーのタカラトミー。
これまでにも多くのおもちゃをヒットさせ、今でもたくさんの人が夢中になるような商品をいくつも発売している老舗のメーカーです。
>>タカラトミーの商品一覧はこちら老舗大手のタカラトミーはこうして生まれた
今では鉄道模型といえばトミックスの名前が挙がるほど知名度を得たブランドになりましたが、トミックスを販売するトミーテックの親会社がタカラトミーです。
タカラトミーの前身となる「タカラ」と「トミー」はもともと別の玩具メーカーでしたが、2006年頃タカラの経営が立ちいかなくなったのを境にトミーが買収する流れとなり、合併することでタカラトミーが生まれました。
タカラとトミーはそれぞれターゲットがおおむね異なっていたので、合併することにより幅広い層へのアプローチを可能にし、新たな強みを手に入れることになります。
この時期、すでに少子化の波が大きくなってきており子供向けの玩具をメインにしていたメーカーが倒産の危機に陥るなど玩具業界は厳しい状況にありました。
タカラトミーの他にもバンダイがナムコと合併するなど、玩具業界で大きな変化が起きていたのもこの時期です。
少子化の波は止まらず厳しい状況の続く玩具業界ですが、タカラトミーはリカちゃん人形やプラレールなどロングセラー商品を持てたことで今日まで生き残ってきました。
タカラトミーの主要商品の一つプラレール
プラレールは合併してタカラトミーが生まれる前からトミーが発売していた鉄道の玩具で、変化の激しい玩具業界でタカラトミーを支え続けてきた商品の一つです。
60年立った今でも消えることなく発売され続けている非常に息の長い商品で、鉄道の玩具が定着しなかった時代に現れた特異な存在でした。
発売当初は手で動かして遊ぶ玩具でしたが、今では電池をセットすることで簡単に動かして遊ぶことができます。
プラレールの魅力の一つは、簡単に遊べる玩具でありながらバリエーションが非常に幅広く収集欲を刺激されるところにあります。
子供を対象に作られた商品ですが、大人でも楽しんでいるファンはたくさんいます。
長期に渡って発売されている商品ですが、レールサイズや連結部の形状など基本構造に変更がないため、子供の頃に遊んでいたファンが大人になって戻ってくるケースも多々あるようです。
大人になると使えるお金も経験も増えるため、子供の頃にはできなかった改造や収集など新鮮な気持ちでプラレールに向き合うことができるのです。
プラレールがロングセラー商品になれた理由
プラレールは面白いことに世の中の鉄道事情を如実に反映しており、鉄道会社が潤っていなければプラレールの先行きも明るくならないのです。
実際にJRが経営難に陥っていたころは新車両が登場することもなく、プラレールも魅力的な車両を発売することが難しくなります。
ですが、ひとたび新しいモデルが市場に投入されるようになれば、プラレールからもそれに合わせてどんどん人気車両が生まれてきました。
そんなプラレールが長く長く売れ続ける商品になり得たのは、発売初期から綿密に規格をを決めそれを変えなかったことが一つの要因です。
動力ユニットの向上や車輪のスリップや脱線防止など細かい部分では改良が加えられ性能の向上に貢献してきましたが、規格といった大元は変更していないため、昔に発売された古いモデルであっても新しい車両と一緒に遊ぶことができるのです。
こうした綿密な計算によって、商品アイテム数は拡大を続け今に至ってはタカラトミー自身も把握しきれていないほどになりました。
近年では日本国内の市場だけでなくヨーロッパなど海外に向けて販売をスタートさせており、さらなる販路の拡大と知名度の獲得を目指しています。
孫の代まで一緒に遊べる数少ない玩具、プラレールを手掛けるタカラトミー。
大人になって遠ざかってしまった人も子供の頃に好きだったならもう一度遊んでみる価値のあるメーカーです。
>>タカラトミーの商品一覧はこちら