簡単に車両を固定 手歯止めについて |鉄道模型 通販

 

簡単に車両を固定 手歯止めについて

2024年05月02日

手歯止めについて

Nゲージでは各メーカー多くの商品を発売しております。
車両や実在する建物など商品化されておりリアルなレイアウトを作るのに活躍しております。
ですが商品化されているのは車両や実在する建物ばかりではありません。
クーラーやアンテナ等の屋上機器、車止や乗降台などといった鉄道車両に関する器具も多く製品化されております。
アンテナや車止・乗降台等、普段見ることがないので、鉄道模型で初めて知った箇所・器具の名前というのもあるのではないでしょうか。
電車に乗るときにじっくりと見ることが出来ない器具などを、手に取り構造を知ることが出来るのも鉄道模型の楽しみの一つですね。
中には実車同様の働きを持つ商品もあり、鉄道模型を遊ぶうえで欠かせない商品となっているものもございます。
そこで今回は実車と同様に車両を停車させておくのに便利な器具、KATOから発売されている「手歯止め」をご紹介致します。

「手歯止め」という名称を聞いても初めて聞くという方も多いと思います。
通勤通学で電車を使っていても「手歯止め」という言葉を耳にすることはまずないですよね。
手歯止めとは車両が勝手に動き出さないように、車輪とレールの間やタイヤと地面の間に噛ませるくさび形の道具のことを言います。
数年前に勝手に動き出さないように設置した手歯止めを外し忘れてそのまま走行し、車両が脱線後複線したというニュースがありました。
このような外し忘れの事故を防ぐため、現在ではセンサーを取り付けどの車両のどの手歯止めが戻されていないか、警報を表示する機能を備えているものもあります。
さて、この手歯止めですが名称としては「輪止め」「ハンドスコッチ」とも呼ばれております。
Nゲージでは「手歯止め」という商品名が殆どなので今回は「手歯止め」として紹介していきます。

手歯止めについて

KATOから発売さえている商品を見てみると、使い方は簡単。ランナーパーツを切り取り、レールに配置するだけです。
レールに配置したら、車輪を手歯止めに合わせ車両を乗せます。それだけでもう固定され車両は動かなくなります。
手歯止めをレールに設置する際に工具等必要なくただ置くだけで、使い終わったらすぐ取り外しも出来ます。

手歯止めについて

手歯止めについて

たったこれだけで車両は停車し、何かの衝撃で車両が動いて行ってしまうこともありません。
どのように止まっているか分かりやすく車輪だけを置いてみますとこのようになっております。
これならTOMIXのレールにも使えるのでは?と思いTOMIXのレールにも設置しようとしたところ、 同じNゲージサイズなのに、対応しておりませんでした。
TOMIXのレールに設置する際は削る等加工が必要と思われます。
※KATO以外のNゲージサイズのレールにに使用する際は自己責任でお願い致します。

手歯止めについて

小さなパーツですが、しっかりと停止させることが可能なので、これくらいの斜面でも停車し滑り落ちていきません。
この斜面でも車両が停止しているなら、少しの衝撃でも車両が動くこと無く安心して展示ができそうですね。
今回は先頭車の車輪のみ固定するため手歯止めを1個のみ設置しておりますので、必要に応じて設置する手歯止めの数を増やして下さい。

鉄道には無くてはならない「手歯止め」ですが、Nゲージを飾って楽しむ方には便利な商品ではないでしょうか。
自宅で飾る他にも、展示会など大型なレイアウトで車両を停車させて置く場合にもこれがあれば動く心配はございません。
飾るための商品、、と思いがちですがこの手歯止めは実際に鉄道車両を止めて置くためのものです。
ですので飾る以外にも、レイアウトの中に「停車している車両」を再現したいとき車輪に設置するという使い道もあります。
今回紹介した「手歯止め」のように実際の鉄道に関する器具は多数発売されております。
普段見ることの出来ないパーツをNゲージで初めて知ることにより、鉄道模型の楽しみ方がより一層増えていくのではないでしょうか。
今回紹介したのは今までと違い小さなパーツになりますが、レイアウトに配置してみるだけで人とは違うワンランク上のレイアウトになりますよ。
展示する方・レイアウトを作っているかたどちらにもお勧めな手歯止めを是非お手元にどうぞ。



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手歯止め(黄色 4個入)

ユニトラックにぴったりフィットする手歯止めです。

 

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