トミーテック 「建コレ」と「ザ・樹木」
鉄道模型に情景を吹き込むものとしてはストラクチャーを配置するのが一番です。
ストラクチャーには様々なものがあり、どんな用途で利用しようか、色々と頭を悩ませるところだと思います。 この悩む作業がコレまた楽しいですよね。
悩んでいる最中は無限にジオラマを変更することが出来るので色々な情景を考えることが出来ます。
そんなジオラマ制作の力強い味方がトミーテックから発売されている建コレシリーズとザ・樹木シリーズになります。
「建コレ」
今回ご紹介するトミーテックの建コレシリーズ「建コレ001-4 農家A4」はロングセラーを続ける農家シリーズのリニューアル製品になります。
農家は日本の田園風景を表現するためになくてはならないストラクチャーで、この建コレ農家シリーズなどを数軒配置するだけでかなり様になる優れものです。
上記写真の左上の外装箱の中から全パーツを取り出してみました。
もちろん説明書も添付されていますが、説明書がなくても分かるぐらい、その構造は簡単に出来ています。
パーツの凸凹を写真の通り嚙み合わせていけば完成です。
まったくトミーテックの建コレシリーズを触ったことのない方でも5分~10分程で組み立てることが出来ると思います。
全て完全塗装済で、組み立てればそのままストラクチャーとして利用出来ます。
その完成度はとても高く、驚くほど精巧に出来ています。
トラクターなどの小物も準備されているので、農家の雰囲気を出すことが簡単に出来ます。
「建コレ001-4 農家A4」に同じくトミーテックから発売されているザ・人間シリーズ「ザ・人間107 昭和の人々A」を配置しみました。
いかがですか?
どこか懐かしい素敵な農家の情景がすぐに再現出来てしまいます。
漆喰の白壁の少し苔むしたといいますか、薄く剥がれてきた汚れまで再現をしています。
何とも精巧で、たった5分程で組み立てたとは思えない完成度の高さです。
今回はザ・人間シリーズ「ザ・人間107 昭和の人々A」だけで表現してみましたが、ザ・人間シリーズ「ザ・人間109 農家の人々」も大変おすすめです。
「ザ・樹木」
日本の情景を表現するのに最適なザ・樹木シリーズ「ザ・樹木103 クロマツ」をご紹介します。
1箱で3本の黒松が簡単に表現出来ます。
幹となるパーツと松の葉を表現するフォーリッジがワンパッケージ化されています。
糊は別売りになるので「ザ・樹木シリーズ」をお求めの場合は糊も忘れずにお求めください。
「建コレ001-4 農家A4」とは違い説明書というものは同梱されていませんが、箱の裏に黒松の作成手順が掲載されています。
初心者にとってストラクチャーの作成はハードルが高そうに感じますが、ザ・樹木シリーズは一切難しくありません。
箱裏の説明通りに組み立てて松の葉に当たるフォーリッジをピンセットなどでつけていきます。
3パターンの枝ぶりを表現してみました。
いかがですか?
枝だけでもより松っぽいものとそうでないものがあります。
松の枝は横に伸びているイメージなので枝ぶりを横にすると雰囲気がグッと出るでしょう。
ある程度は思った方向に枝を曲げることが出来る素材なので(ゆっくりクセ付けてください)思い通りの松を完成させることが出来ます。
松の葉にあたるフォーリッジを沢山付け過ぎると松っぽさが少なくなるのでフォーリッジを付ける時は少し控えめがおすすめです。
ゆっくりと少しずつ糊を付けながらフォーリッジを枝に絡ませいって下さい。
農家と黒松のコラボレーションいかがでしょうか?
素敵な情景を沢山作って楽しんで下さい。