動力車用 ホイルクリーナー ソフト君 Nについて
当店へのお問い合わせの中で多いのが「車両がうまく走らない」「ライトがちらつく」といった動力車両の電気系統のお問い合わせです。
その都度お客様へ確認していただいているのが車両の車輪の汚れについてです。
Nゲージはレールに電気が流れ車輪から電気をとりモーターを動かし走行しております。
そのため車輪が汚れていては当然電気の流れが悪くなり故障の原因にもなります。
車輪の汚れを取る・メンテナンスと聞くと車両を分解して、、と難しく思う方も多いと思いますが、
各メーカー様々なメンテナンス用品を販売しておりますので思っている以上に簡単に汚れをとることが出来ます。
今までにも当店でいくつかご紹介してきましたが、まだまだご紹介していない商品は沢山あります。
今回はメンテナンス用品でお馴染みの津川洋行から動力車の調子が悪い、、そんな時に活躍する「ホイルクリーナー ソフト君 N」をご紹介致します。
「ホイルクリーナー ソフト君 N」というと以前ご紹介した「ホイルクリーナー ソフト君2型N」を思い出す方もいるのではないでしょうか。
ソフト君2型Nは動力車以外の客車・貨車等の電気を通さない車両向けの車輪を掃除するための商品でした。
フェルトに車両を乗せ手で押すだけで簡単に車輪の汚れが取れるというものでしたが、動力車の車輪には対応しておりませんでした。
そこで今回はソフト君2型Nで掃除することができなかった動力車の車輪を「ホイルクリーナー ソフト君 N」で綺麗にしましょう。
ホイルクリーナー ソフト君 Nの使用方法
「ホイルクリーナー ソフト君 N」を見てみますと見た目は「ホイルクリーナー ソフト君2型N」と似ておりますが、フェルトが通電布になっており入力クリップがついています。
ソフト君2型Nはこれだけで使うことができましたが、今回は動力車の掃除となりますので、普段使っているパワーパック・フィーダーケーブル・レール(1本)をご用意下さい。
パワーパック等の準備が必要となりますので、いつもNゲージで遊んだ後にソフト君 Nを使うことを習慣にすると車輪に汚れが溜まらないですよ。
※Nゲージ専用となりますので、HO・Zゲージには対応しておりませんのでご注意下さい。
いつもNゲージで遊ぶ時と同じように、電源スイッチをOFFにしたパワーパックにフィーダーケーブルを取り付け、レールとフィーダーケーブルを取り付けます。
入力クリップをレールの左右にセットします。
パワーパックを操作しながら作業を行いますので、パワーパックとソフト君 Nは近くに置きましょう。
通電布で汚れが落ちますので、クリーナー液や洗剤は故障の原因となりますので使用しないで下さい。
センターガイドを車輪の内側にあわせて左右の通電布に車輪が触れるように車輪を置きます。
今回はディーゼル機関車を仕様していますが、通電布は175mmありますので新幹線サイズでもクリーニング可能です。
パワーパックの電源を入れ、スピードをゆっくり上げていくと車両が動き始めますので、
指で車両を止め車輪を通電布に触れるように空転させると通電布のクリーニング効果で車輪の汚れが取り除かれます。
※この時に通電布に車輪以外の金属が触れないようご注意下さい。
※トラクションタイヤ(ゴム付車輪)は劣化している場合使用すると破断する可能性がございます。
動力車は走行させるうえで無くてはならない車両です。
その車輪に汚れが溜まっているとライトのちらつきや故障の原因につながります。
何かあったらメーカーへ、、と思う方もいると思いますが、古い車両になっていけばいくほど修理ができなくなります。
そうならない為に普段から自分で出来る最低限のメンテナンスで自慢の車両を長持ちさせたいですよね。
これを機会にソフト君 Nをお持ちのメンテナンス用品に加えてみてはいかがでしょうか。