リバーススイッチボックスについて
リバーススイッチボックスは従来のスイッチボックスと同じような形状となっており、コネクターの数以外には特に変わりはありません。
リバーススイッチボックスの機能はユニバーサルスイッチボックスでも代用することができますが、リバース機能専用になっていますので、配線が簡単になり、取り回しの幅が広がっています。
リバース機能専用とし、無駄な機能を搭載していないことでコスト削減も実現できました。
さっそくリバーススイッチボックスの実際の使い方を、例を参考にご紹介致します。
リバーススイッチボックスN内部通電構造
上の図はリバーススイッチボックスの通電構造を示しています。
スイッチ背面のコネクターパネルに、それぞれのコネクター記号が記されています。
配線前の準備
まずはパワーユニットの電源スイッチがOFF担っていることを確かめ、ポイントコントロールボックスN-SまたはN-Wにリバーススイッチボックスを連結させます。
D.C.フィーダーやポイントから出ているコードは各レイアウトに合わせてリバーススイッチボックスとポイントコントロールボックスにそれぞれ繋ぎます。
必要に応じてリバーススイッチボックスに付属している連動パーツをリバーススイッチボックスとポイントコントロールボックスのスイッチに取り付けます。
リバース区間を曲線(転回形リバース)にした場合
リバーススイッチボックスの具体的な使い方を最も一般的な転回形リバースを例にご紹介致します。
下図のようにKコネクタはパワーユニットにあるD.C.フィーダーソケットへと繋げます。
LソケットとMソケットにはD.C.フィーダーを接続し、それぞれを基準区間、リバース区間へ繋げます。
この配線を行う際にスイッチが奥へと押し込まれた状態では、LソケットとMソケットは同じ極性になります。
スイッチを前に押し込むことでMソケットのみ逆の極性へと変化します。
ポイントコントロールボックスとリバーススイッチボックスにスイッチ連動パーツを付けることでMソケットの極性切替とポイントの切替を同時に行えます。
配線図
操作方法
リバース区間を直線(往復系リバース)にした場合
配線図
操作方法
エンドレスの一部をリバース区間とした場合1
※2ヶ所に設置したポイントは、ポイントコントロールボックスN-Wを使用して、同時に切り替えます。
配線図
操作方法
エンドレスの一部をリバース区間とした場合2
※2ヶ所に設置したポイントは、ポイントコントロールボックスN-Wを使用して、同時に切り替えます。
配線図
操作方法
エンドレスの一部をリバース区間とした場合(N-PX280使用)
配線図
操作方法
エンドレス区間同士がつながった場合
配線図
操作方法