プラレールにもなった「EH500金太郎」について
みなさんはプラレールと言うとどんなイメージをお持ちですか?
多くの方は「子供向けのおもちゃ電車」と答えられると思います。
プラレールというと、電車がデフォルメされているので子供のおもちゃというイメージが強くありますが、大人でも夢中になれてしまう要素が満載です。
以前、プラレールアドバンスといって大人向けのプラレールというものもありましたが、一般的な子供向けのプラレールでも十二分に大人を虜にしてしまう要素は満載です。
プラレールシリーズは長きに渡り人々に愛されてきています。
様々な車両が発売されていますが、カラフルな貨物列車が人気でもあります。
パワフルな貨物列車「EH500金太郎(3次車)」はこのプラレールに採用されています。
そんな大人も子供も夢中にしてしまうプラレールの魅力と「EH500金太郎」についてスポットを当ててみたいと思います。
「EH500金太郎」とは
「EH500金太郎」とはEH500形電気機関車のことを指します。JR貨物が1997年から製造する三電源方式交流直流両用電気機関車で、公式な愛称はEF210形の「ECO-POWER 桃太郎」と対をなす形で「ECO-POWER 金太郎」とされています。
貨物列車の愛好家の間では「キンタ」ですとか「金太郎」とも呼ばれています。
試作機(901号機)から始まり、1次形(1, 2号機)2次形(3 - 9号機)3次形(10号機 - )と続き、現在は3次形の製造となり、2001年8月より製造中となっています。
重い貨車を確実に引っ張れるように車輪全部にモーターが付いている8軸駆動方式を採用し、2車体で1両の2車体永久連結が大変特徴的です。 現在、通常時直流区間では3,400kW程度、交流区間では4,000kW程度で運用されており、大変パワフルな電気機関車となっています。
EH500が運行している本州墨田川駅から北海道五稜郭駅のまでの区間は、直流、交流、青函トンネルなどで条件が違うため通常であれば機関車の交換が3回必要になってきますが、EH500はこの条件に合うように装備されているため機関車の交換ナシで本種から北海道まで運行が可能です。
プラレールの魅力とは
1951年(昭和34年)に発売されてから約60年。
この間に、走る車両や情景に関する部品の多くは変わり、時代を反映するものが製品化されていきました。故障をなくすための改良や組み立て易くするための改良はたびたび行っていたようです。
しかし、基本的なモデルチェンジを発売以来行っていません。
規格が変わらないということは、下手に買いかえる必要もないということでもあります。
ご自身が子どもだった時のものですとか、昔買ったプラレールもまだ動くのであれば走らせることもできる、ということです。
押し入れや物置などに眠っているプラレールはございませんか?
タンク車であるタキのNゲージとプラレールとを比べてみました。
写真左がNゲージ、右がプラレールのタキとなっております。
いかがですか?
子供向けのプラレールと言えども雰囲気などリアル感がありますよね。
手で持って遊べるように、など「楽しい」と「安心安全」を追求しているおもちゃですので、設計上、パーツのそぎ落としなどあったりもしますが、ここまでリアル感があるなんて素晴らしいですよね。
安全面の配慮と言えば、プラレールは乾電池を使用しているのでNゲージの鉄道模型とは違い感電などの心配がありません。
Nゲージの電流は弱く感電するようなことは考え難いのですが、濡れた手などでふいに触れてしまうなど、子供は予想外のことをすることもあるので、プラレールの方が安心かと思います。
また、鉄道模型で有名なTOMIXでは対象年齢が15歳以上、KATOでは8歳以上となっています。
精密部品を扱うことを考えると大人と一緒での年齢と考えても良いでしょう。
プラレールは車輪部分で通電させる必要がないので、車輪はPEプラスティックと天然ゴムのゴム車輪で構成されています。
コンテナ車部分は取外すことも出来るパーツもあります。
あめ玉などを荷物にしてEH500金太郎プラレールに運ばせてみるのも面白いかもしれません。
また、プラレールの青いレール部分は輪ゴムなどでひとまとめにし易いように工夫がされているので片付けもラクラクです。
小さなお子様にお片付けを教えてあげるのにも役立つと思います。
「EH500金太郎」自体もプラレール自体にも魅力が満載でしたね!
プラレールに久々触れてみましたが、こんなにも楽しいものだったかな、と童心に帰ってしまっていました。(´w`*)
貨物列車は色とりどりで貨車の形もさまざまあるので人気があります。
もうすぐクリスマスですが、プレゼントにも最適です。
寒い冬を暖かく楽しく健康に鉄道模型で過ごしましょう!