Zゲージの大きさは? Nゲージとの比較
鉄道模型で最も愛好者の多いシリーズはNゲージという大きさのものです。
車両や建物などのストラクチャーの種類が多く、自由自在に情景を作れるのが魅力ですが、Nゲージサイズといえどもレールレイアウトはどうしても大きくなってしまうので、楽しむには床など広いスペースが必要です。
その点Zゲージは1/220スケールとなっており、テーブルの上でも手軽にレイアウトを展開できることが大きな魅力です。
日本では2005年頃からZゲージに有名メーカーが参入し始めました。
国内では歴史の浅いZゲージですが、すでに多くの車両が発売されており、レールの種類も多数ありますので、自由なレールレイアウトを構築できます。
今回は2010年からZゲージを販売し始めたロクハン社のスターターセットを例にZゲージの大きさや、どれほど精密に造られているかを紹介しましょう。
「Nゲージ」「Zゲージ」大きさは?
Nゲージは本物の車両の1/150の大きさ、11~15cm程度となります。
線路幅は9mmとなっており、「9=nine」この頭文字を取ってNゲージと呼ばれています。
一方、Zゲージは本物に対し1/220の大きさとなっており、6~8cm程度です。
線路幅は6.5mmとなっております。
なんとボールペンよりも小さいのです!
このようにZゲージは一つ一つの車両が非常に小さいので、多くの種類を所有していても場所をとりません。
電車模型は次から次へと新作が発売しますから、収納スペースが小さく済むことは魅力的ですね。
上から見た写真の比較です。
Nゲージの500系新幹線はKATO製ですので、屋根部分の塗装に黒が入っています。
ロクハンのZゲージでは黒い塗装の入っていないTOMIX製の500系新幹線とよく似ていることがわかります。
Zゲージのサイズといえども屋根のモールドは細かく造型されています。
Zゲージの精密な造型
1/220スケールのZゲージですが、先頭部分だけを見てもこの精密さです。
アップの写真だけではNゲージかZゲージか見分けがつかないのではないでしょうか?
1号車の乗降扉や窓、ヘッドライトもとてもリアルに再現されています。
もちろん走行中はヘッドライト、テールライト点灯可能!
先頭部分下の排障器・スカートも綿密なモールドが施されています。
側面部分を見るとNゲージに比べてオミットされている造型もあるようです。
Zゲージのレールの大きさ
ZゲージのレールはこのようにNゲージと比べると目に見えて小さいものとなっております。
Nゲージの9mmに対し、Zゲージは6.5mmなので、約2/3の大きさ。
Nゲージ以上に車両を載せるのが難しいので、スターターセットに付属しているリレーラーを使いましょう。
スターターセットのレールを組み立ててみるとこれほど大きさに違いがあります。
Nゲージは床にレイアウトを構築されている方が多いかと思いますが、Zゲージではテーブルやボードの上で簡単に鉄道模型を楽しむことができます。
コアな方ではなんとスーツケースの中にZゲージを構築し、そのままケースを閉じて持ち歩くことを可能にしているとか。
パワーパックはZゲージ独自のものとなり、ACアダプタはなく電池式となります。
コンセントが必要ないという点でも持ち運びに適しているといえますね。
いかがでしたでしょうか?
自由にできる部屋のスペース的にNゲージではちょっと大きい・・・という方にオススメのZゲージ。
今までHOゲージやNゲージしか遊んだことのない方もぜひ試してみてください。
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