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名鉄7000系電車について

2020年11月19日

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名鉄7000系電車は、名古屋鉄道(名鉄)が1961年から2009年まで運用した名鉄を代表する特急車両として47年間活躍しました。 鉄道ファンからは今も尚「名鉄不朽の名車」「永遠の名車」「伝説の名車」と言われている特急電車となります。

日本初となる運転台を2階に設置した前面展望電車として人気を博しました。

名鉄7000系展望車輛

最前部に展望席を設けた車両(展望車)は爽快感が素晴らしく、老若男女に愛され「パノラマカー」という愛称がつけられていました。
1962年には鉄道友の会より第5回ブルーリボン賞受賞車両にも選出されています。

7000系電車が現役の当時は、最前部の展望車輛では父母や祖父母らと共に子供がはしゃぐ姿がよく見受けられました。

パーテンション等はない開放的な車内

名鉄7000系車内風景

こちらは車内風景になります。

座席は向かい合って座ることの出来る転換シート部分とロングシート部分が設けられていました。 車内はロングシート部分を除いて全席が転換シートとなっており、乗客が自由に席の向きを変えることが出来ました。

転換シート部分とロングシート部分の間にはパーテンションのような間仕切りは設けられておらず、解放感がある車内となっていました。

独特のメロディーの警笛ミュージックホーンの採用

名鉄7000系ミュージックホーン

また名鉄7000系電車の代名詞とも言える独特のメロディーの警笛ミュージックホーンを採用していました。

一度聞くと忘れられない程、インパクトがあります。

【ミュージックホーンの音色はこちらから】

「ミー#ドーラー、ミー#ドーラ・・」という音で構成されているミュージックホーンは人間の耳で理解し易い音だそうです。

当時は警報機のない踏切も多く、鉄道事故が多発していました。
ミュージックホーンは多発している踏切事故を防ぐためや駅のホームへ侵入する列車の接近を知らせるための役割だったようです。

ミュージックホーンは運転席の足ペダルで鳴らしていました。ミュージックホーンと電気音の警笛(電笛)、圧縮空気による警笛、ヘッドライトと4種類もあるペダルだったそうです。

名鉄7000系のミュージックホーンを鳴らせる?場所がある?

名鉄7000系

名鉄の代名詞とも言えるこのミュージックホーンを誰でも自由に鳴らせる場所がある、とのことです。

その場所とは何と愛知県豊明市にある「JRA中京競馬場」内のパノラマステーションです。
競馬だけではなく7000系のパノラマカーが展示されています。

2階の運転席の足元のペダルを踏むと鳴るようになっているようです。レースが開催されていない土曜日・日曜日に鳴らすことができるようです。

名鉄7000系電車は1961年に登場してから約60年ほど経ちますが、今尚古臭さを感じさせないデザインは素晴らしいですね。
今は現役で走っているところを見ることが出来ない名鉄7000系電車ですが、鉄道模型で再現することが可能です。

名鉄7000系パノラマカー(第47編成)白帯車セット(4両)
名鉄7000系パノラマカー(第47編成)白帯車セット(4両)

コレクションしておきたい名車
「名鉄不朽の名車」「永遠の名車」「伝説の名車」と言われる名鉄7000系の白帯電車です。

名鉄7000系set

世代交代

名鉄7000系

中部国際空港へも乗り入れをしていた名鉄7000系パノラマカーですが、2008年12月25日に中部国際空港駅行きの最後の列車が走り幕を閉じました。

現在は名鉄2000系ミュースカイが名鉄7000系パノラマカーが活躍していた線路を走っています。

S-55 名鉄2000系ミュースカイ
S-55 名鉄2000系ミュースカイ

3両編成です
2スピード仕様で、スイッチをOFFにすると手ころがし遊びもできる仕様です。

名鉄2000系エヴァンゲリオン特別仕様ミュースカイ 4両編成セット(動力付き)
名鉄2000系エヴァンゲリオン特別仕様ミュースカイ 4両編成セット(動力付き)

特別仕様編成
2020年1月から3月まで運転。「エヴァンゲリオン」の初号機をモチーフとした特別仕様編成です。

時代の移り変わりと共に人々のニーズが変わります。電車もそれに合わせて世代交代をしていきます。

名鉄7000系がラストランを迎えてから約8年が経過しました。
過ぎ行く時に寂しさを覚えたりもしますが、また素敵な電車とのめぐり逢いがあると思うとワクワクもしますね。

名鉄現役電車

 

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