インレタで鉄道模型も微細に表現
鉄道模型を製作していると凝って作ってしまって細かいところまで表現したくなります。
しかしどうしても人間の手先では難しい局面が出てくる時があります。 例えば車両に小さな文字や数字を入れたい時はどうしていますでしょうか??
そんな時に活躍するのが今回ご紹介するインレタです。 インレタを使えば鉄道模型でも微細な表現をすることが可能です。
今回はインレタで鉄道模型も微細に表現についてお話していきたいと思います。
インレタとは何??
インレタと聞いてわからない人もいると思いますので、まずはインレタとは何かをお話していきます。
インレタの正式名称はインスタントレタリングといいます。
インレタとは乾式に転写可能な文字等が印刷されたフィルムのことです。一般にインレタと略されることが多いです。 紙以外の素材にも転写が可能であり、デザイン、製図、模型など色々な場面で使われています。
フィルムの転写したい文字などを転写したい部分に当てて擦ることにより使用します。 また文字だけでなく太さが均一で歪みのない直線や図形を転写するためにも使われています。
手書きや塗装では表現することが困難な小さな文字等やマークなどを転写することができ、デカールやステッカーとは異なり「文字だけ」は実物の切り抜き文字さながらに転写することができます。
インスタントレタリングは元々イギリスのレトラセット社が1961年に最初に発売したもので、1980年代頃まではデザイン業界を中心に広く使われていました。 カセットテープなどのタイトルラベルに曲名やアーティスト名をインスタントレタリングを用いて記入することも一般的でした。
徐々に需要も減少していき、2015年頃にはインスタントレタリングを生産していたメーカーの多くが既に生産を終了したり、種類を大幅に整理したりしています。
基本的なインレタの用途
インレタは基本的には主にパッケージカンプ製作、模型製作、製図などで利用されています。
その他には微細な表現ができることもあって、さまざまな分野のデザイナーが、作品制作における細部表現を行う場面でも利用されています。 ちなみに微細な表現とは、例えば文字であれば1mm角の漢字であれば鮮明な表現が可能です!
鉄道模型でも使えるインレタの使い方
小さな文字等やマークなどを転写出てきて、更に「文字だけ」を転写もできるので鉄道模型の車両番号やマークなど模型には現在でも使われています。
特に模型用として作られたものはドライデカールと呼ばれることもあります。 しかし模型用の場合は対象が立体であるため、綺麗に貼り付けるには力加減などのコツがいります。
また一度転写してしまうとその後の調整が難しいです。
もし転写に失敗してしまった場合はセロテープを貼って剥がすを繰り返してください。完璧に取れるということではありませんが少しずつでも剥がれていくはずです。 カス状になってどうしてもはがれなくなってしまった場合には、なるべく少量のエナメル系のうすめ液を綿棒の先につけて拭き取ってみてください。
あまり大量のうすめ液をつけたりすると塗装面の光沢が変化することがありますので取り扱いには十分ご注意ください。
また貼り付け先が凹凸が激しい、狭い、インレタ転写が苦手などの場合は透明デカールや透明ステッカーに転写してからそれを切り出して貼るという方法もあります。
鉄道模型でも使えるインレタの使い方
いかがだったでしょうか??
少しだけ手先の器用さが必要なことかもしれませんが、慣れていけば大丈夫です。
インレタを貼り付けたほうが仕上がりが現実味を増しますので是非チャンレジをして欲しいと思います。
インレタを貼り付けて、あなたの鉄道模型を今よりも再現してみてください!
今回ご紹介の関連商品はこちらから
輌型式、車番が透明フィルムに細かな文字で並んでおり、フィルム表面をパーニッシャー(転写具)でこすって車体に表現します。
好みの番号が選べるよう、数字を多めにセットしてあります。
輌型式、車番が透明フィルムに細かな文字で並んでおり、フィルム表面をパーニッシャー(転写具)でこすって車体に表現します。
好みの番号が選べるよう、数字を多めにセットしてあります。
東武8000系、5000系、3000系、2080系、1800系通勤改造後、850系などの車輌ナンバーと社紋を収録しています
リニューアル品 旧製品(商品番号:64-9)より精度・品質が向上しています
名鉄5500系、5200系、5000系、3880系、570系、京阪小型車(500系、600系、260系)、
富山地鉄14760系などの車輌ナンバーと富山地鉄、京阪の社紋を収録しています
東武10000系、9000系、300系、350系、20000系などの車輌ナンバーと東武の社紋を収録しています
前面用の社番(白色)も付属します。