E7系/W7系 北陸新幹線「かがやき」について
2015年3月に開通した北陸新幹線。つい先日のように思い出される開業式ですが、早いもので開業から5年もの月日が流れました。
今年2020年は開業5周年にあたる年で、鉄道ファンの方は北陸新幹線開業5周年記念式典を楽しみにされていた方もいらっしゃったと思います。
しかし、2020年3月、JR西日本は北陸新幹線開業5周年記念式典を新型コロナウイルスの影響により、中止すると発表しました。これは致し方ないことだとは思いますが、非常に残念でありました。
500系新幹線にも似た雰囲気を持ち、「和の未来」をコンセプトにかかげるE7系/W7系車両の北陸新幹線「かがやき」について取り上げてみたいと思います。
「かがやき」という名前について
かがやきは、東日本旅客鉄道(JR東日本)と西日本旅客鉄道(JR西日本)が、北陸新幹線の東京駅 - 金沢駅間で運行している特別急行列車の愛称のことです。
北陸新幹線の列車名は公募によって決定されました。
公募での1位は「はくたか」で「かがやき」は第5位の人気でした。しかし、実際には5位であった「かがやき」が選定されることになりました。「かがやき」が選定された理由については「輝く光がスピード感と明るく伸びていく未来をイメージさせるため」とされています。
公募1位の「はくたか」は北陸新幹線の停車タイプの列車名として設定されており、速達タイプの「かがやき」と同区間(東京駅 - 金沢駅間)を走っています。
E7系/W7系新幹線は北陸新幹線用に開発されている
北陸新幹線用に開発された新型車両「E7系」「W7系」は、最高時速は260km/hを誇る車両になります。
東海道新幹線「のぞみ」の最高時速300kmには敵いませんが、「おもてなし」に関しては群を抜いたすばらしさとなっております。
外観のデザインも美しく藍色とゴールドのラインは日本の伝統的色使いです。
車内は日本の伝統文化を形づくる「和」のエッセンスが随所に散りばめられている創りとなっています。
座席はグランクラス、グリーン車、普通車となっています。
上記写真はグランクラスのものになりますが、こだわりの空間はこれが新幹線なのか?と思ってしまう上質でゆとりのある空間となっています。
上記写真はグリーン車のものです。
グリーン車は、伝統的な意匠とモダンな感覚を組み合わせ、落ち着きや気品を感じられる空間をコンセプトとしています。シートは背もたれと座面が連動し、「ゆりかご」のように動作するのが特徴です。
普通車はシートに伝統的な和柄とも言うべき格子柄をあしらい、色彩豊かで明るく楽しさの感じられる空間をコンセプトに創られています。また、頭に当たる部分を好きな位置に上下させられることも快適性の向上へとつながっています。
新幹線の普通車では初めてすべての座席分に電源コンセントを設置や座席番号を座席グリップ部分点字で案内しているところも特筆すべきことの1つとなります。
E7系とW7系は違いとは
北陸新幹線は、JR東日本エリアに所属する東京 - 上越妙高と、JR西日本エリアに所属する糸魚川 - 金沢間を直通する新幹線になります。
JR東日本が持っている車両は「E7系」、JR西日本が持っている車両は「W7系」という形式です。E7系とW7系は所属が違うのみで、ほとんど違いはありません。
上記ロゴマークはR西日本が持っている車両「W7系」側面のロゴマークになります。
WEST JAPAN RAILWAY COMPANY部分ががJR東日本が持っている車両「E7系」になると EAST JAPAN RAILWAY COMPANYとなります。
北陸新幹線E7系/W7系「かがやき」をお手元に
いかがでしょうか?
北陸新幹線E7系/W7系車両はすばらしかったですね。
ぜひ、速達の「かがやき」にも駅停車の「はくたか」にも、その他の北陸新幹線のすべてに乗車したいものですね。
鉄道模型の中にも、和の未来をコンセプトとした、美しいE7系/W7系「かがやき」を走らせてみて下さい。
入門セットはお得です。
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