E235について
E235系は、JR東日本の直流一般形電車です。デビューを果たしたのは2016年の3月で最高速度は120kmまで出て、運行区間は山手線を走っています。
E235系は首都圏の通勤・通学を主とする輸送におけるさらなるサービスと安定性の向上を目的としており、これまでの列車情報管理装置「TIMS」に代わる「INTEROS」の導入をはじめ、エネルギーコスト低減、メンテナンス低減を実現した次期通勤型車両のスタンダードです。「お客さま、社会とコミュニケーションする車両」をキーワードとして開発されました。
ちなみに去年2020年12月21日、JR横須賀・総武快速線の新型車両「E235系」が営業運転を開始しており、直通先の内房線・外房線・鹿島線・成田線でも走行しています。
E235系はフェラーリなどのデザインで知られる工業デザイナーの奥山清行氏が車両デザインを手掛けたことや最新のテクノロジーがふんだんに取り入れられたことから大きな話題を集め、すっかり山手線の顔として定着しています。外観については、前面の大きな窓や表示装置によって「人と人、人と社会をつなぐ情報の窓」を表現しています。
新型車両「E235系」と山手線の「E235系」の違いについて
2020年12月11日に新型車両「E235系」が営業運転を開始しました。「E235系」といえば山手線を走行しているウグイス色の車両をイメージする方も多いと思うのですが、これまでの「E235」と何が異なっているのか見ていきたいと思います。
従来の「E235系」
JR山手線に最新車両のE235系通勤型車両の量産先行車1編成11両が走っているのをご存じの方も多いと思います。ニューヨークの地下鉄用車両としても走れそうな、ちょっとソース顔の雰囲気をしたフロントフェイスが特徴です。ちなみに当初は横方向のカラーラインだったのですが、ホームドアの設置が進んでいて見えにくくなってきのでドア部分に縦方向にカラーリングが施されています。
ちなみにこの「E235系」のデザインを手掛けているのはイタリアの高級スポーツカー「フェラーリ」にも携わったこともある奥山清行さんです。
手軽に精密なNゲージ鉄道模型をディスプレイして楽しめるファーストカーミュージアム製品となっています。
ファーストカーミュージアム E235系(山手線)です。
最新車両「E235系(山手線)」、レール、制御機器の入ったTOMIX入門用トータルセットです。
本製品と増結セットA・Bを組合せると11両フル編成を再現しています。
横須賀・総武快速線の「E235系」
横須賀・総武快速線の「E235系」は山手線で運行されている車両と同形式で、『顔』(前面)形状も山手線とほぼ同じで色違いになっています。その色違いになっている外観についてですが、現行車両のE217系と同様、青色とクリーム色の通称「横須賀色」を踏襲したデザインとなっています。また基本的な特徴は山手線と同じですが、山手線より進化している設備やポイントです。
普通列車グリーン車としては初めて全席にコンセントを採用し、グリーン車内では公衆無線LANサービスも利用できます。座席幅は従来のE217系より10mm広い460mmとなりました。
普通車の各車両にはフリースペースを設置し、普通車のトイレは全て車いす対応の大型洋式トイレになっており、各車両にフリースペースを設置しています。近代的な部分として各車両に21インチのデジタルサイネージを設置しています。山手線のE235系は17インチですが、1000番台では画面の大きさをギリギリまで広げています。
いかがだったでしょうか??
「E235系」は2000年から首都圏に大量投入されて、JR東日本の主力一般形車両であるE231系、同じく2006年から投入されたE233系の次の世代の車両として開発され、今までの技術開発成果を取り入れた、これからのJR東日本の首都圏区間を担う主力車両です。2000年から投入されているので約20年ほどの歴史がありますが、新しい技術を取り入れているのが魅力の一つだと思います。