- 鉄道模型の情報
- 車両をよりリアルに! ウェザリングの仕方
車両をよりリアルに! ウェザリングの仕方
車両をよりリアルに! ウェザリングの仕方
大好きな車両を買ったけれど成型色のままではいまいちリアルさに欠ける・・・。
そんな風に感じている方は多いのではないでしょうか?
現実の車両は雨風や、サビ、埃などでボディに独特の風合いが出ていますよね。
このページではお手軽にそんなウェザリング(汚し塗装)ができる方法をご紹介いたします!
車両のウェザリング
まずは下の画像をご覧ください。左側がウェザリングを行う前の購入直後の状態、右側が簡単なウェザリングを行った後の状態です。
どうでしょうか? 少しウェザリングを行うだけで現実の車両の雰囲気に近づきますよね。
まずは準備から
簡単なウェザリングに必要なものはウェザリングマスター、スミ入れ ふでペン、綿棒です!
今回のウェザリングでは主にサビを表現するために「ウェザリングマスター Cセット」を使います。
ウェザリングマスターを開けると画像のように三つの粉状塗料とウェザリング用ブラシが付いています。
今回はウェザリングを施す車両に「コキフ10000」を選びました。
ガンダムマーカー スミイレ用/ふでペン プラモデルだけでなく、Nゲージ商品のスミイレにも最適なマーカーです。 ■メーカー:GSIクレオス ■品番:GM20 |
ウェザリングマスター 実感を高めるウェザリング(汚し表現)が手軽に楽しめます。 ■メーカー:タミヤ ■品番:87085 |
模型用綿棒 (各種) 綿部は模型製作に適した、ほつれにくい加工を施してあります。 ■メーカー:GSIクレオス ■品番:GT37/GT44 |
初めにスミ入れから
1. 初めに購入後の状態を見てみましょう。 塗装等しない状態でもとても精巧な作りですね。 スミ入れではここから少しだけリアルな雰囲気に近づけてみましょう。 |
2. スミ入れふでペンで角ばった箇所の溝の部分にペンで色を入れていきましょう。 この作業では溝部分からはみ出すくらいで大丈夫です! |
3. これがペンで塗った後の状態です。 これくらいはみ出していても問題ありませんよ! |
4. 次にはみ出した部分を綿棒で拭き取っていきましょう。 面積の大きい場合にはティッシュ等でも代用できます。 こうすることで自然に綿棒で拭き取れない溝の部分だけに塗料が残ります。 |
5. これが拭き取った後の状態です。 どうでしょうか? すこしだけ現実的な汚れが出てきましたね。 |
6. 全てのコンテナをスミ入れした後の状態です。 スミ入れだけでも違いが出ますし、すごく簡単 なのでオススメですよ。 |
いよいよウェザリングへ!
1. いよいよウェザリングマスターを使います! 付属のウェザリングブラシはスポンジ部分と刷毛部分がありますので、まずはスポンジ部分を使ってみましょう。 ウェザリング塗料は粉ペースト状なのでたっぷりスポンジに付けます。 |
2. スポンジに塗料を付けたらサビを表現したい箇所に擦りつけます。 サビ部分をどこにするかは実際の車両を観察して決めるのが最適ですよ! 塗料を付け過ぎたと思ったところは綿棒で擦り、 バランスを整えます。 |
3. コキフにもウェザリングを施しました。 現実の車両の汚れに近づいてきましたね。 サビやすい箇所はやはり溝部分ですので、スミ入れの場所に塗るのが良いでしょう。 |
4. 次にウェザリングブラシの刷毛部分を使ってみましょう。 スポンジと同じようにたっぷりと塗料を付けます。 |
5. スポンジでは擦りつけるように塗料をのせましたが、刷毛では細かく動かし、払うように塗料をのせていきます。 奥まったところにカラーをのせれば埃がたまったような 表現も可能です。 |
6. 全体にサビ、汚れを施した状態です。 ここまでくると購入後の状態とはだいぶ違いが出てきましたね。 |
7. 最後に細かい部分を塗装します。 ここでは銀色の塗料を使用します。 銀色は鉄の剥げた部分やエッジ部分に使用し、立体感、質感を表現するのに使います。 |
8. まずはそのままの状態の台車部分です。やはり成型色のままではプラスチックと一目でわかってしまいますね。 ここに銀色をブラッシングし、エッジを際立たせます。 |
9. 台車部分に銀色をのせた状態です。 これだけでも鉄の質感が出てきましたね。 台車部分にもサビ色をのせたら完成です! |