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【新商品】トレーラーコレクション2種のご紹介
【新商品】トレーラーコレクション2種のご紹介
レイアウトに加えるだけで、グッとしまりが良くなる。そんな「ジオラマ用の良質なストラクチャ」を数多く発売しているトミーテックのジオコレシリーズから、ザ・トレーラーコレクションの新商品が、この度、当店にも入荷してまいりましたのでご紹介いたします!
■トレーラーコレクション ニヤクコーポレーション トレーラー2台セット
■トレーラーコレクション 東京ガス LNGトレーラー2台セット
私たちからはあまり見えないところではありますが、石油やガス資源などを運ぶ、昨今の生活を支える重要な仕事を担った車両ですので、ジオラマに加えることで、より生活感を感じるレイアウトが出来上がるのではないでしょうか。
今回はトレーラーということで、Nゲージ用の1/150サイズであってもなかなかの全長。
確かな存在感を放つ1台となっています(2台入ってますが)。
車両は2台分封入
今回新たにトレーラーコレクションに加わった2つの商品ですが、今まで同様に2台ずつ異なる車両が封入されています。
ニヤクコーポレーションからは
■UDトラックスのクオン(現行モデル)
■いすゞのギガ(3型)
東京ガスからは
■日野のプロフィアハイルーフ(2015年モデル)
■いすゞのギガ(-2017年モデル)
中身の開封。内容物の確認。
箱を空けてみると、どちらも入っているのは車両だけではないことがすぐに分かります。
切り離しが必要なランナーパーツに、展示用の風景台紙。危険物表記に使えそうなシールが入っています。シリーズでもおなじみの布陣ですね。
ランナーパーツはサイドバンパーと梯子があったりなかったり。それぞれ車両のタンク部分に装着することができます。カチッとはまる感じではありませんが、過度に動かさない限りは落下の心配はなさそう。それでも不安な場合には接着剤で完全にくっつけてしまうのもアリ。
展示用の台紙はどちらも同じものが入っていました。リバーシブルになっていて、片面は直線道路。もう片面は大型車両用の駐車場になっています。単体で飾るのにもってこいな台紙になっていますね。
台紙はシリーズ共通して封入されているのですが、微妙に印刷内容に差があったり、角に丸みがあったりで、つなげて並べるのには向いてません。残念。
シールも両商品ともに内容は同じ。「これでもか」と言わんばかりに危険物関連の注意がずらり。以前にも見たことがある気がするので、おそらく特別なシールが必要でないときに封入している汎用的なものと思われます。
今回のローリー車の再現には不要ですが「トラックってこういうのついてるよな」というシールがそろい踏みなので、工場周りやトラックなどに使えそうな物ばかりなので損はありませんね。
ランナーパーツを装着した姿
シルエットが分かりやすいというのもありますが、細部のディテールがはっきりしているので、レイアウトアイテムとしては上々な仕上がりとなっているのではないでしょうか?
少し細部も見ていきましょう。
Nゲージサイズのような小さな商品だと印刷が不安になりますが、タンク部分の社名ロゴのプリントはかなり鮮明にプリントされています。大事な社名ですから、ここの再現には力を入れているのかもしれませんね。「火気厳禁」の文字も小ささからの読みにくさはありますがきちんとプリントされていますね
拡大してみてみると、背面のナンバープレートもしっかり目視できます。細かい文字は読み取ることは難しいですが、周辺の情報から「多分こう書いてある」と予想がつく程度には文字の形を保っていますね。
下回りも再現!・・・されていると思いますが、実際に見たことが無い上に資料すらも見つからなかったので、本当にこの形なのかは分かりません。ですが、トレーラーとしての基本骨格はしっかりと作られています。スペアタイヤがあるのもいいですね。これだけの重量級のタンクですから、足回りのトラブルはつきものでしょうからね。下回りもしっかりと作りこまれているようで好感が持てます。
トラクタヘッドは、力強さを感じるいい顔をしていますね。かなり高いレベルで再現されています。
ドアのディテールもよくできていますが、さすがに開閉まではできません。今後技術が高まれば、そこまで再現できるようになるのかもしれませんね。
中は無人ではありますが、座席やダッシュボードなど、内部の構造はしっかりと作られています。運転席に人を乗せたくなりますが、前述のようにドアは開きません。
トレーラーならではの仕組み
すでに写真からお判りでしょうが、車両とタンク部分は連結された状態で封入されていますが、両者を取り外すことも可能です。分けての利用となると、運搬後のシーンなどの再現でしょうか。作業員もいればなおよさそうですね。
取り外し方はいたってシンプルで、トラクタヘッドを固定して、タンク側を上に引っ張るだけ。多少の抵抗を感じますが、軸となる棒が刺さっているだけなので、簡単に取り外すことができます。
タンク単体でも直立をキープ。おろした時の足になる部分も再現されているので、連結していなくてもしっかりと立ちます。
トラクタヘッドの背面もしっかり作りこまれています。窓もしっかり透過されていて、座席からの後方確認もばっちりですね。
下回りを確認すると、別のメーカーのトラクタヘッドですが、大きな違いは無いことに気が付きました。見た目だけかもしれませんが、「重たいものを運ぶ」という機能が同じなわけなので、骨格となる部分は案外共通して構造なのかもしれませんね。
タンク側もしっかり作られていて、弁のような物やパイプのような物が付いていたりと、造詣の再現に力を入れていることが伺えます。
惜しむらくはタンク部分の円柱剥き出しデザインの3つ。天辺の継ぎ目パーティングライン。十分及第点だとは思いますが、気にする人は気にするかも。こういった部分をどう処理するかでクオリティにもかかわってくるので気を付けてあげるといいでしょう。
それぞれディスプレイ
台紙にトレーラーを置くだけというのも寂しいので、同じくジオコレシリーズ「ザ・人間」から「保線作業の人々」「現場の人々」を並べてみました。いかがでしょうか?
どちらも車両が白いので、床面の黒とのコントラスト差で画面が締まり、同スケールの人間が並ぶことで、リアリティがグッと上がりますね。
複数のポーズがセットになった、バリエーション豊かな商品なので、レイアウトがなんとなく寂しいと思ったときに、とりあえず置いてみるとしっくりきたり、なにかしらのヒントになったりするので、コチラもオススメの商品。
「ザ・人間」シリーズはすでに100を突破している人気商品!「おっ」と思わせるシチュエーションのポーズがあったりと、見ているだけで結構な時間が過ぎてしましますのでご注意を。Nゲージ用HOゲージ用とありますので、確認もお忘れなく。
今回の写真のようにザ・人間シリーズを周囲に並べる他にも、工場やコンビナートの傍に置いたりすることで、さらに画面映えさせることができます。もちろんそういった建築物もジオコレシリーズの「建物コレクション」で発売されています。人間シリーズほどの万能感は有りませんが、テーマが決まったレイアウトであれば、助けになる商品がきっと見つかることでしょう。
古き良き時代の再現が主流なNゲージ業界ではありますが、昨今、近代的な建築物のストラクチャや、最新車両のNゲージなども多く出ています。この新しい時代の再現に挑戦するのも楽しいかもしれません。そんな時にはジオコレシリーズのことを思い出してください。きっと力になってくれるはずです。
レイアウトの幅を広げるジオコレのトレーラーシリーズ。皆様もおひとついかがでしょうか。
今回ご紹介の商品はこちらから
トレーラータイプのLNGタンクローリーはUDトラックス クオン(現行モデル)、トレーラータイプの26KLタンクローリーは いすゞギガ(3型)で製品化。
単品のコレクションシリーズとしても、鉄道模型のストラクチャーとしてもお楽しみいただけるアイテムです。
トレーラータイプのLNGタンクローリーは2台セットで、トラクターヘッドはそれぞれいすゞギガ(-2017年モデル)、日野プロフィアハイルーフ(2015年モデル)、で再現しています。
単品のコレクションシリーズとしても、鉄道模型のストラクチャーとしてもお楽しみいただけるアイテムです。