- 鉄道模型の情報
- 静岡鉄道について
静岡鉄道について
静岡鉄道について
静岡鉄道とは静岡県静岡市で鉄道路線を保有している静鉄グループの中核企業です。
「街にいろどりを。人にときめきを。」をキャッチフレーズにし、静鉄と略されております。
1906年に製茶問屋から清水港へ茶を輸送するために設立された(旧)静岡鉄道を前身とし、
大日本軌道静岡支社の路線を譲り受け1919年に駿遠電気が設立されました。
その後1923年に静岡電気鉄道に社名を変更、1943年に藤相鉄道、中遠鉄道、静岡乗合自動車、静岡交通自動車を統合して静岡鉄道となりました。
1950年代には静岡県中南部各地に5つの路線を保有していましたが1960年代以降のモータリゼーションの影響により静岡清水線のみが残っております。
車両は以前は主に自社長沼工場製のものを運行させていましたが、現在は東急車輛製造製の1000形電車と、
43年ぶりの新車となりましたA3000形が運行されています。
1000形電車は昭和48年から導入された静岡鉄道初の高抗張力ステンレス鋼を使用したオールステンレス車両です。
運用開始には後鉄道友の会静岡支部より「79年 おれんじ賞」を受賞しております。
車体はステンレスを生かし外板は無塗装とされ軽量化および保守の容易な構造となっています。
前面デザインは運転台からの視界確保を目的として大型窓の非貫通形状とされていますが、安全性のため防曇特殊強化ガラスがとりつけられています。
2024年までにはA3000形への置き換えのため全編成が運用を終了する予定です。
1004編成と1002編成はすでに2017年11月に解体され3編成が運用を終了しております。
1000形の置き換え用に製造され2016年3月に運行を開始しましたA3000形は私鉄の編成としては全国で初めて軽量ステンレス車体が採用されております。
1000形以来43年ぶりの新型車両となり静岡鉄道ではスペシャルサイトを開設、新静岡駅に運行開始日までのカウントダウンボード設置するなど、広報活動に力がいれられました。
車両形式は、「Activate 活性化させる」「Amuse 楽しませる」「Axis 軸」の3つのAからきています。
前照灯、標識灯、尾灯にはLEDが採用されており省エネルギー化及び省メンテナンス化となっております。
運転席は運転席を中心に人間工学に基づいた配置にされており極力機器を配置しない運転台になっております。
車内はオールロングシートで、車いす・ベビーカースペースを各車両乗務員室寄りに1か所ずつ配置しており2段手すりを設置するなどバリアフリー化が進んでおります。
つり革には全国初となる2段つり革が採用されており、各車両の天井には4台の防犯カメラが設置され、安全安心なサービスに力を入れています。