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2階建ての特急用電車 新ビスタカー
2階建ての特急用電車 新ビスタカー
毎月の新製品の入荷を見ていますと各メーカー人気車両を多数発売しております。
通勤通学で利用していた車両、まだ乗ったことが無い新型車両そして既に引退してしまってネットの情報でしか見たことが無い車両等多々あります。
もう引退している車両になると、Nゲージで初めて知ったということもあるのではないでしょうか。
Nゲージから実際の車両を知り、その車両の歴史を知るのも鉄道模型の楽しみ方の一つだと思います。
そこで今回は先日懐かしい車両が入荷致しましたのでNゲージとともにご紹介致します。
入荷した懐かしい車両というのは、昭和54年に引退した近鉄10100系 新ビスタカー。
乗車したことが無い方も多いと思いますし、Nゲージでも発売されたことはありますが、
何年も前に欠品になり今回の発売で初めて見た方もいるのではないでしょうか。
今回はそんな近鉄10100系 新ビスタカーの紹介となりますので、買うのを悩んでいる方は是非参考にしてみて下さい。
近鉄10100系。通称「新ビスタカー」ですが乗車したことが無い方も多いと思います。
そもそもこの車両が運行したのは1959年、昭和34年なのでまだ生まれて無い方もいるのでは。
当初の計画では1960年2月にデビューするはずでしたが、前年の昭和34年に
伊勢湾台風で東海地方が壊滅的な被害を受けてしまいました。
近鉄名古屋線も同じで被害を受けましたが、当時の近鉄社長はこれを逆手に取り計画を前倒し3か月早いデビューとなりました。
名古屋-大阪間のノンストップ特急として運転が開始されると、名阪間を2時間10分まで縮め、
当時の国鉄の価格・速度・居住性を上回るものとなりました。
その後1963年には近鉄が名阪間を大半占めていましたが、翌年に開業した新幹線にはやはり勝てず次第に減少していきました。
そして1975年には名阪ノンストップ特急の運用からも外れ、1979年10月に廃車となりました。
廃車後は解体され保存されていないので今では見ることが出来ない車両となります。
KATOから発売されたNゲージの新ビスタカーを見てみます。
3種類発売され「A編成+B編成 6両セット」「C編成 3両セット」「三重連 9両セット」となり今回は「A編成+B編成 6両セット」の商品を使い紹介致します。
新商品の入荷を毎月見ているので、ブック型のケースに入っていると思ったのですが、今回は違いました。
専用の大型ケースで、中を見てみてもこのようにA編成とB編成が収納されておりました。
ここまで横に長いケースもあまり見ないタイプですよね。
箱から取り出し見てみますと細部までリアルに再現されております。
※写真ではモ10300形が貫通型のA編成を使用しております。
先頭車を見てみますと、オレンジと紺色のカラーリング、そして「特急」の文字までしっかりと再現されております。
そしてサ10200形。
新ビスタカーというとやはりこの2階建ての車両ですよね。
2階席は10000系では2列+1列でしたが、10100系ではぎりぎりまで拡大し2列+2列構成になっております。
側面には「VISTA CAR」の文字も勿論印刷されております。
3号車。
A編成なのでモ10300形が貫通型となっております。
セット内のB編成ではモ10100形が貫通型となります。
最新の車両の製品化も嬉しいですが引退発表された車両・既に廃車になった車両が模型で発売されるのは嬉しいものです。
今回の新ビスタカーのような昭和に活躍・引退した車両ですと知らない人も多いと思います。
そんな車両でも模型として発売され、知ることが出来るのも鉄道模型の楽しみの一つではないでしょうか。
当時乗車したことが有る方も、初めて手にする方にもおすすめの商品となっております。
今回紹介したのは「A編成+B編成 6両セット」ですが、他にも「C編成 3両セット」「三重連 9両セット」と発売されております。
是非このセット以外にもご購入いただき色々な編成で楽しんで下さい。