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試験車について

 

試験車について

2019年3月19日
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試験車 鉄道模型

ドクターイエローをはじめとする試験車は鉄道模型でも人気の車両です。
区間や走行時刻などの詳細は全く公表されていないため、見ると幸せになれると言われている都市伝説があるほどです。
ただダイヤは決まっていてランダムな時間に走るわけではないので、ネット等の情報を確認していれば遭遇することも出来る車両です。

試験車 鉄道模型

ドクターイエローとは新幹線区間で、線路のゆがみや架線の状態、信号電流の状況などを検測しながら走行し、
新幹線の軌道・電気設備・信号設備を検査するための事業用車両の愛称です。
正式名称は新幹線電気軌道総合試験車で車体色の黄色からドクターイエローと呼ばれています。
営業車両と同じ時速270キロで走行しながら床下の非接触レーザー式センサーでレールをチェック、
車体上部の特殊なパンタグラフで電気系統のチェックをしていて前方ヘッドライトの下に監視カメラも設置されています。
これらの試験車による検測結果は、東海道・山陽新幹線においては新幹線情報管理システム、
東北・上越・北陸・北海道新幹線においては新幹線総合システム に送られトラブルを未然に防止する保線作業のデータとして使用されています。
運行は10日に1回程度で、走行時刻も非公開であるため見ることが難しく、鉄道ファンを中心に「見ると幸せになれる」と言われています。

試験車 鉄道模型

東北新幹線区間などでは白ベースに赤の塗装の編成である電気軌道総合試験車、通称「East i(イースト アイ)」が運行されています。
「East i」とは「East」はJR東日本の「東」、「i」は「intelligent」「integrated」「inspection」という意味を組み合わせたものとなります。
コンセプトは「未来性」と「ヒューマンフレンドリー」で、21世紀をリードする「世界一の新幹線総合検測車」であり、
最高速度は275km/hで、この速度は検測車両としては世界最高速度になります。
JR東日本管内の新幹線では1982年の東北新幹線・上越新幹線の開業以来、925形を使用していましたが、
列車の速度向上や山形新幹線や秋田新幹線といった925形では入線不可能な路線の開業、車両自体の老朽化により2001年にE3系を元にに開発された車両です。
またドクターイエローと同じくダイヤが非公表ということもあり、この車両も鉄道ファンを中心に「見ると幸せになれる」と言われています。