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セレクタースイッチボックスについて
セレクタースイッチボックスについて
セレクタースイッチボックスは従来のスイッチボックスと同じような形状となっており、コネクターの数以外には特に変わりはありません。
セレクタースイッチボックスの機能はユニバーサルスイッチボックスでも代用することができますが、セレクター機能専用になっていますので、配線が簡単になり、取り回しの幅が広がっています。
セレクター機能専用とし、無駄な機能を搭載していないことでコスト削減も実現できました。
さっそくセレクタースイッチボックスの実際の使い方を、例を参考にご紹介致します。
セレクタースイッチボックスN内部配線模式図
上の図はセレクタースイッチボックスの内部配線を示しています。
Gより入力されたものが、レバーのオクでIのソケットに出力され、レバー前側の状態ではソケットJに出力されます。
また、ソケットHだけはレバーの一には関係なく常に出力されています。
配線前の準備
まずはパワーユニットの電源スイッチがOFF担っていることを確かめ、ポイントコントロールボックスN-SまたはN-Wにセレクタースイッチボックスを連結させます。
D.C.フィーダーやポイントから出ているコードは各レイアウトに合わせてセレクタースイッチボックスとポイントコントロールボックスにそれぞれ繋ぎます。
必要に応じてセレクタースイッチボックスに付属している連動パーツをセレクタースイッチボックスとポイントコントロールボックスのスイッチに取り付けます。
ポイント通電補助としての使い方
電動または手動ポイントを使用する際、ポイントの先で列車の速度が落ちることがあります。
このような場合は電圧降下を起こしている状態です。
セレクタースイッチを使用することで通電補助を行い、電圧降下を防ぐことができます。
例では短いレイアウトを使用していますが、大きなレイアウトで特に起きやすい現象です。
配線図
操作方法
接続スイッチとしての使い方1
こちらは1本のヤードをギャップによって区切り、2本の車両を止めることができるレイアウトです。
配線図
操作方法
接続スイッチとしての使い方2
TCS信号機の「無通電時「赤」モード」や「抑速表示+無通電時「赤」モード」を利用することで、「出発信号機」と似たような楽しみ方ができます。
配線図
操作方法
選択スイッチとしての使い方
本線から分岐したヤード内において、ポイントの切り替えにより通電が遮断される区間にヤード用のD.C.フィーダーを設置し、本線とヤードを選択することによって、1本のヤードに2本の車両を止めることができます。
配線図
操作方法
2つのリバース区間を選択する場合
セレクタースイッチボックスとリバーススイッチボックスを使い、2つのリバース区間の列車を選択して運転することができます。
配線図
操作方法