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引退後も人気の南部縦貫鉄道レールバス

 

引退後も人気の南部縦貫鉄道レールバス

2024年3月7日
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レールバスについて

鉄道模型では毎月多くの新製品が発表・発売されております。
毎月新製品が世の中に出るので、今ではどれだけの数の車両が模型として発売されているのか分かりませんよね。
模型化される車両も幅広く、運行開始された最新車両から通勤通学で使う車両、蒸気機関車等幅広い種類で発売されているので、 「見たことがある・乗車したことがある」という車両を見つけるのも面白いですね。
でも「もう引退してのることができない」という車両も多くございます。
引退している車両も各メーカーから多数製品化されており多くのご注文をいただいております。
そんな引退している車両の中には人気が高く何度も品番を変え、または再生産をされる車両がございます。
今回はその中でも引退後も根強い人気を誇る、南部縦貫鉄道 キハ10形(キハ101 102)レールバスセットをご紹介致します。

南部縦貫鉄道と聞いても「?」と思う方もいるかも知れません。
当店でも「南部縦貫鉄道」と商品名に入った商品の在庫は少ないため、最近鉄道模型にハマったという方は持っていない車両かもしれませんね。
南部縦貫鉄道はかつて南部縦貫鉄道線を運行しており、青森県上北郡野辺地町の野辺地駅から七戸町の七戸駅で今回紹介するレールバスが活躍していた路線でした。
1966年には会社更生法の適用を申請、1997年に休止となり2002年に廃止とりましたが、今でもその人気は高く、
駅とキハ10形レールバスを動態保存しており、毎年大型連休などに体験乗車や撮影会が開催されております。


レールバスについて

レールバスと聞くとJR北海道のデュアル・モード・ビークルを想像しますが、今回は変形などしない普通の電車の紹介です。
この名前で、線路と道路を走る乗り物では無いとのことで、ではどういう車両なのかと思いますが、
レールバスとは、バスなどの自動車の装備を流用、もしくはそれをベースに造られた小型の気動車のことです。
1950年代西ドイツのレールバスを参考に開発された国鉄キハ10000・10200形気動車と
富士重工業が1960年前後と1980年代に製作した車体をバス工法で組み立てた小・中型気動車のことをレールバスと言います。

レールバスについて

そんなレールバスですがNゲージでもリアルに再現されております。
ケースから取り出してみますと、まずサイズの小ささに驚きます。
この商品は単行ならスーパーミニカーブレールも走行可能なので、コンパクトなレイアウトでも活躍出来ます。
そしてレールバスなので、見た目は鉄道というよりやはりバスに近いです。
これはキハ101 102が富士重工の当時のR11型R13型のバスボディとほとんど同じだからです。
しかもボディだけではなくエンジンも日野自動車製でバスにも使われていたものなので、名前の通りレールバスですね。

レールバスについて

模型を手にとり見ていますと1番「バス」と感じるのが側面ですね。
車両の側面を見てみますと両端にある乗車用の扉も、バス用の折り扉のため不思議な感じがします。、
真ん中にはお馴染みの南部縦貫鉄道のロゴが印刷されており、実車と同様に「野辺地←→七戸」の文字も。
そして今ではあまり見られなくなった、上段Hゴム固定式・下段上昇式のいわゆるバス窓8枚もしっかり再現されております。

レールバスについて

2002年に廃止された後は、レールバスは旧七戸駅構内で動態保存されており、多くの鉄道ファンが訪れています。
廃止から20年以上経った今でもそれだけレールバスの人気は高く、鉄道模型でも何度も製品化されてきました。
20年以上前の車両なので、最近鉄道にハマったという方、乗車したことが無いという方が殆どだと思います。
もう乗ることは難しい車両ですが、鉄道模型ではまだまだ楽しめますのでこの機会にNゲージでレールバスの歴史に触れてみてはいかがでしょうか。


今回ご紹介の関連商品はこちらから



南部縦貫鉄道 キハ10形(キハ101 102)レールバスセット

廃止後も旧七戸駅構内で動態保存されている人気車両です。