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ジオラマ製作講座 レールの塗装
ジオラマ製作講座 レールの塗装
鉄道模型のリアルなジオラマやレイアウトを製作したいけれど、
塗装などをしたことがないし、
何からジオラマ製作すればいいのかもわからない・・・そんなあなた!
まずは大掛かりなレイアウトからではなく、だれでも扱うことになるレールから塗装してみませんか?
市販のレールを少し塗装するだけでもずいぶんとジオラマの雰囲気が変わるものですよ!
さらにレール周りにバラストを巻くことで現実の線路に大幅に近付きます!
このページでは初心者でも簡単にできる鉄道模型ジオラマのレール塗装をご紹介いたします。
レールの塗装
まずは下の画像をご覧ください。左側が市販のレールを買った直後の状態、右側が塗装後です。
少し雰囲気が違うのがわかりますでしょうか? 実は右のレールは側面の部分を錆色に塗装してあるのです。
金属のテカりがなくなることによってジオラマの現実感が出てきます。
まずは準備から
必要なものは鉄道模型の塗装に適した塗料、溶剤(うすめ液)、筆だけです!
今回の塗装の例ではグリーンマックスの塗料とTOMIXのレールを使用しています。
ぶどう色2号鉄道カラー
縮小された模型に塗装した際の色感を手軽に 再現できる、グリーンマックス鉄道ビンカラーです。ジオラマ作成にもおすすめ
■メーカー:グリーンマックス
■品番:C-2
Mr.カラーうすめ液 (各種)
GSIクレオス Mr.カラーうすめ液各種です。
塗料の希釈から、用具の手入れにも使用できる必須アイテム。
■メーカー:GSIクレオス
■品番:T101 他 エンドレールE (各種)
ヤード(引込み線)や終着駅などのレール末端部分に使用する車止め付レール。
ジオラマの雰囲気がアップ。
■メーカー:TOMIX
■品番:1421 他
主に側面を塗装する
1.購入後の状態です。
金属部分が目立ちますね。
現実の線路でこれだけ綺麗なものは見かけません。
2.
まずは側面を塗っていきます。
ぶどう色を小さめの筆で丁寧に。
ぶどう色は少し溶剤で薄めてから使いましょう。
3.
後にバラストを撒きますので多少側面からはみ出ても問題ありません。 バラストを撒かずに製作する方ははみ出しに注意しましょう。
4.
できました! さて、車両の走る表面は電流が流れます。塗料のついたままでは車両に電流が伝わらないのでこの部分だけ塗料を剥がします。
5.
マイナスドライバーや、きめ細かいサンドペーパーで塗料を落とします。これで問題なく電流が走りますね。
バラストを撒く
レールの塗装が終わったらバラストを撒いてみましょう。
塗装したレールをお好みのレイアウトボード、パネル、ジオラマに配置し、回りに撒いてみます。
ここではKATOのバラストを使用してみます。
軽石を細かく粉砕して作られ、均一な質感・粒子サイズがジオラマ製作に最適。
■メーカー:KATO
■品番:24-039 他
レイアウトボード・パネル・キット
レイアウトやジオラマ製作の基盤となるボード、パネル。
■メーカー:TOMIX 他
■品番:8011 他
Mr.スポイト
Mr.カラーうすめ液、水性ホビーカラーうすめ液で希釈する時に便利なスポイト。
■メーカー:GSIクレオス
■品番:GT42
1.
バラストは画用紙やコピー紙をV字型に折り、
撒いていきます。
元々グレーに塗装されているダミーバラストが隠れるくらいが良いでしょう。
枕木と枕木の間にも撒いていきます。
2.
全体にバラストを撒いてみました。ところどころ枕木が隠れてしまっていますが、最初はこのくらいで大丈夫です。
次のステップで枕木が見えるように整えます。
3.
主に筆を使って、枕木が隠れてしまった部分を整え、枕木を露出させましょう。
このとき、バラストを掃きすぎてダミーバラストが見えてこないように注意してください。
4.
バラストの量を調整し終えました。
これだけでも購入後に比べて差が出てきましたね。
5.
いよいよバラストの定着作業に入っていきます。
定着作業の前に中性洗剤を少量混ぜた水を使います。
これを使うことによって後に使うボンドをはじかなくします。
6.
中性洗剤を混ぜた水を霧吹きで吹き付けましょう。
近くで吹きすぎるとバラストが飛散しますので、できるだけ距離を空けて下さい。
7.
霧吹きし終えたら定着剤を作りましょう。
作り方は簡単。市販の木工ボンドと水を混ぜるだけです。
1:1の割合程度で大丈夫です。これをスポイトで取っていきます。
8.
霧吹きした水が乾かないうちにスポイトで定着剤を垂らしていきます。
全体が濡れているので少し垂らすだけで沁み渡り、全体になじみます。 木工ボンドは乾くと透明になるので、多めに垂らしましょう。
9.
定着剤を全体に垂らしたら後は乾くのを待つだけ!
乾いた後に指で押してみて、バラストが動くようなら定着が弱いので、少しボンドを多めの 定着剤を作り、改めてスポイトで垂らしましょう。