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「西九州新幹線N700S-8000系(N700Sかもめ)」が入荷しました!

 

「西九州新幹線N700S-8000系(N700Sかもめ)」が入荷しました!

2023年03月29日
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TOMIXより発売された西九州新幹線N700S-8000系(N700Sかもめ)

先日、TOMIXより「西九州新幹線N700S-8000系(N700Sかもめ)」が入荷しました!


走行する西九州新幹線「N700Sかもめ」

昨年の2022年9月、佐賀県の武雄温泉駅と長崎県の長崎駅を結ぶ新たな路線として開業した西九州新幹線。
この路線を走る車両が、この西九州新幹線N700S-8000系「N700Sかもめ」です。
そこで、今回は入荷したばかりのこちらの車両をご紹介したいと思います。


JR九州の車両にふさわしい「オンリーワンデザイン」

前方斜めから見たNゲージモデルの「N700Sかもめ」

今回の「N700Sかもめ」のデザインコンセプトは「九州らしいオンリーワンの車両」。
「九州らしいって何だろう?」と思われるかもしれませんが、実はJR九州は観光列車などで、その個性的な列車のデザインが、たびたび話題にのぼることがあるんです。

九州では、この画像のように普段、見慣れない色やデザインが盛り込まれている車両が多く走っているんです。これらは全てJR九州が手掛けた観光列車や特急列車。一目見たら強く印象に残る車両ですよね。


走行するJR九州の観光列車。右上から時計周りに「ななつ星 in 九州」「キハ71系ゆふいんの森」「883系ソニック 」「或る列車」

実は今回の「N700Sかもめ」のデザインを担当したのは、観光列車「或る列車」「ななつ星 in 九州」などJR九州を印象付ける個性豊かな車両のデザインを多く手掛けている水戸岡鋭治氏が担当しています。

「N700Sかもめ」のベースとなったのは、東海道・山陽新幹線で2020年より運用を開始した新幹線車両「N700S」。
元々、新しい車両ということで、デザイン以外の部分にはあまり手をかけることがなかったようですが、外装のデザインだけで、どこまで変化を遂げたのか?
ちょうど手元にTOMIXの東海道・山陽新幹線N700SのNゲージモデルがありましたので、比べてみました。


側面から見たNゲージモデルの「東海道・山陽新幹線N700S」と「N700Sかもめ」

正面から見たNゲージモデルの「東海道・山陽新幹線N700S」と「N700Sかもめ」

本当、こうして並べてみるとシルエットは同じですね。
しかし正面から見ると運転席の窓周り、そして前照灯の周りの縁取りが、これまでのN700Sのイメージを変えるのに効果的に働いて、まさに当初のデザインコンセプト通り「九州らしいオンリーワンの車両」になっていることがよく分かります。
最初見ると「ライトの部分がベースとなったN700Sよりも大きくなった?」と錯覚してしまうほど、色やデザインの組み合わせでこれほどまで印象が変わるのは面白いですね。

せっかくですので、他の角度からも「N700Sかもめ」を見ていきましょう。


ロゴがたくさんプリントされた「N700Sかもめ」の細部まで再現

前方斜めから見たNゲージモデルの「N700Sかもめ」

「N700Sかもめ」運行開始時に私も、何度かニュースなどで実車を目にしましたが、車両の下部分に使われているとはいえ、この赤色がやはり効いていますよね。
普段、東海道・山陽新幹線のN700Sを見慣れていることもあり、この大胆な色づかいには驚きました。
実は、この赤色にも意味がありまして、JR九州のカラーが「赤」だからなんです。
このNゲージモデルの「N700Sかもめ」でも、車両を彩る、艶やかな赤色が、しっかり再現されていますよ。

しかし、何と言っても今回、入荷した「N700Sかもめ」の注目ポイントは、車体に施された膨大な数のロゴが、Nゲージモデルでも細かい部分まで再現されているところかと思います。
「KAMOME」や「かもめ」という英文字やひらがなのロゴの大きいサイズから小さいサイズまで、車両の白い部分を埋めるかのようにほどこされたロゴは実車同様、これらの部分はまさに圧巻の一言ですね。


正面から見たNゲージモデルの「N700Sかもめ」

先頭部ロゴは、かなり小さいです。Nゲージモデルの中で、ここまで細かい文字が再現されている車両は珍しいと思います。


Nゲージモデルの「N700Sかもめ」の騒音拡散防止のためのカバー部分

あと、少し変わったところにもロゴがあるんですよ。
それは、このパンタグラフの部分にある、騒音拡散防止のためのカバーのところ。
「こんなところにまでロゴがあると、他にもどこかに隠れたロゴがあるのでは?」と、探したくなるのは私だけでしょうか?
それにしても一般的な新幹線はもちろん、観光列車でもこれほどまでに列車名のロゴがプリントされたのはあまりないデザインですよね?
実はこのロゴがたくさんプリントされているのには理由があるのですよ。


「N700Sかもめ」の車両にロゴのプリントが多い理由とは?

車両に「KAMOME」や「かもめ」のロゴがたくさんプリントされている理由。
それは「乗客が車両との記念写真を楽しめるように」との思いからだそう。確かに、たくさんロゴがプリントされていれば、限られた停車時間でもスムーズに記念撮影ができますよね。

さらに、この毛筆で書かれたであろう、味わい深い手書きによる「かもめ」のロゴも気になりませんか?
この毛筆の「かもめ」の文字を書いたのは、デザイン発表当時のJR九州社長であった青柳俊彦氏によるもの。
横書きの大きなものと、乗降用ドア横に配する縦書きの小さなものの2種類がありますが、こちらもしっかり再現されていますね。


Nゲージモデルの「N700Sかもめ」にプリントされた様々なロゴ

ちょっと拡大してみました。


側面から見たNゲージモデルの「N700Sかもめ」

「N700Sかもめ」は、車両にロゴがたくさんプリントされているデザインの効果もあって、とても賑やかにも見えることから、停車した姿もこれまでの新幹線とはまたひと味違います。
「N700Sかもめ」のべースとなったN700Sなどの新幹線を既にお持ちの方には、お手持ちの新幹線と見比べてはいかがでしょうか?様々な角度からデザインの違いを楽しむのも、おすすめですよ!

「N700Sかもめ」は新幹線の新型車両、さらにこれまでの新幹線とは見た目もひと味違うこともあり、多くのご注文をいただき、ご好評いただいている商品です。
まだ手に入れられていない方や、こちらのページをご覧いただいて気になった方は、ぜひこの機会をお見逃しなく!

今回は、発売されたばかりの「N700Sかもめ」についてご紹介しました。



西九州新幹線N700S-8000系(N700Sかもめ)セット(6両)

東海道 山陽新幹線N700Sをベースに一部改良し、生まれた「N700Sかもめ」。2022年9月に運行を開始した西九州新幹線の佐賀県の武雄温泉駅と長崎県の長崎駅間を結ぶ新型車両です。

N700系(N700S)東海道 山陽新幹線 基本&増結セット

従来のN700系をベースに開発された東海道 山陽新幹線の新型車両N700S。2020年7月から「のぞみ」を中心に運用を開始しています。