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室内灯の取り付け方 【TOMIX】
室内灯の取り付け方 【TOMIX】
夜間走行する列車の窓から漏れる室内灯の明かりや、遠くまで照らすヘッドライトの明かりは
とても綺麗で、真っ暗闇を走る姿は幻想的に見えます。
鉄道模型でも実車と同じように、室内灯の明かりを再現できるのも魅力の一つです。
また、昼間でも実車では室内灯が点灯していますし、鉄道模型は室内ディティールもしっかりと再現してありますので、室内灯を点灯すればなおいっそう臨場感のある走行が実現します。
今回は、TOMIX製の「室内照明灯の取り付け方」をご紹介します。
室内灯の種類・特徴
TOMIX室内照明ユニットには、『電球タイプ』と『LEDタイプ』の2種類があります。
『電球タイプ』は、白熱灯色の「電球色」しか選べないのに対し、
『LEDタイプ』は、蛍光灯色の「白色」と、白熱灯色の「電球色」を選ぶことができます。
LEDタイプ(白色)の場合とLEDタイプ(電球色)
◆電球タイプの特徴
光源に電球を使用しており、夜行列車の白熱灯の温かい明かりを再現するのに最適です。
主に、客車や旧型電車・旧型気動車にオススメです。消費電力は60mA。
◆LEDタイプの特徴
光源にLEDを使用しており、電球に比べ消費電力が25mAと少なく、長編成の車両でも安定して点灯させることができます。蛍光灯色の「白色」と、白熱灯色の「電球色」を選択でき、いずれも実車の室内灯に近い雰囲気を味わえます。
さらに、LEDタイプの室内照明ユニットは、すべて「常点灯システム」に対応しているので、停車ごとのストレス軽減になります。
『常点灯システム』ってどんな機能??
車両のヘッドライト、テールライト、室内照明ユニットが停車中でも点灯し、また走行中でもスピードに関係なくこれらのライト類の明るさを一定に点灯することができる、システムのことをいいます。
常点灯システムを楽しむ為には・・
車両側に常点灯用のライト基板や常点灯用の室内照明ユニットと、常点灯システム対応のパワーユニットが必要となります。
トミックス車両製品の多くは常点灯用ライト基板が標準装備されているため、常点灯システムに対応するパワーユニットと室内照明ユニットがあれば簡単に楽しむことができます。
室内灯の取り付け
115-1000系(湘南色)にLEDタイプ(白色/0731)を取り付けてみます。
【STEP1】 車両の分解
ボディの台車付近を広げるようにして床板を浮かせ、
ボディと床板を止めているツメを外して床板とボディを分解します。
【STEP2】 遮光シールの貼り付け
遮光シールとは、LEDライトの光の漏れを防ぐためのシールです。遮光シールを黄色のシートから剥がした後、ユニット本体(LED部分)を覆うように遮光シールを貼ります。
裏面から見ると、ちょうどLEDライトのみ顔を出した形になります。
車両全体に光を届けるための重要な作業ですので、手を抜かずにしっかりと貼り付けましょう。
【STEP3】 室内照明ユニットの取り付け
TOMIX車両の床板パーツには必ずスプリングを通すための穴が二つ開いています。その穴にスプリングが当たるように屋根に照明ユニットを設置しましょう。【動力車の場合】
動力ユニットにより床板の高さが高くなっている為、スプリングを切断して調節する必要があります。
【トレーラー車の場合】
台車に集電シューと集電スプリングが付いていない車両は、別売の集電シューと集電スプリングを購入する必要があります。
写真上のように、ユニット本体を屋根裏に設置。
ユニット本体が固定されない場合は、必要に応じて市販の両面テープで固定してください。
また、新幹線の先頭車など屋根が短い車両は、ユニット本体をハサミやニッパーでカットして調節しましょう。
【STEP4】 完成
集電スプリングが二つの穴に入っているか確認しながら、ボディと床板をはめれば取付完了!
「TOMIX製の室内照明ユニット」は、「KATO製の室内照明ユニット」に比べ、細かな作業が無く、小さいパーツも紛失する恐れがありませんので、お子様からお年寄りの方まで簡単に作業できると思います。
今回使用した製品
TOMIX/92838 115-1000系(湘南色) 基本セットA
TOMIX/0731 室内照明ユニットLEDタイプ(白色)