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京成電鉄(京成電鉄株式会社)について
京成電鉄(京成電鉄株式会社)について
京成電鉄(京成電鉄株式会社)は大手私鉄の1つであり、現在は東京都と千葉県に路線を広げています。
京成電鉄の「京成」という名称は東京都の「京」と、成田の「成」をとって名づけられました。
鉄道事業をメインで展開していますが、それ以外にも不動産業も営んでいます。
また、子会社ではバス、タクシー等を扱っており、子会社のひとつには東京ディズニーランドで有名なオリエンタルランドもあります。
1900年代の電気鉄道ブームの時代に東京と成田を一線で繋ぐことを目指し、京成電気軌道株式会社という社名で日露戦争後の不況の真っ只中である1909年に設立されました。
1970年代にはそう総武快速線など、競合する路線に苦しめられ、鉄道事業での収益が難しくなっていきました。
そうした中でも成田空港へ結ぶ線路を開発するために様々な努力がされましたが、完成も目前に迫ったころに初代AE車への放火事件などによる、開発の遅れや、追い討ちをかけるようなオイルショックにより、経営はより困難になっていきました。
しかし、その後1980年代においては徹底した経営再建や、東京ディズニーランドの成功により経営危機を脱します。
現在では京成電鉄で最も有名な路線は成田スカイアクセス(成田空港線)ではないでしょうか。
東京都内から成田空港までを30分程度で結ぶことが可能となったため、成田空港を利用する人の中では成田エクスプレスと並んで親しまれています。
この成田スカイアクセス(成田空港線)のプロジェクトは1980年代初頭に計画されましたが、その後紆余曲折を経て、2006年に着工、2010年についに開業となりました。
使用されている車両はAE系スカイライナーや、3050形、3700形、3000形などがあります。
このうち、AE形以外の車両はアクセス特急と呼ばれているもので特急料金不要、日暮里から成田空港までを1時間ほどで繋いでいます。
スカイライナーで有名なAE形(2代目)は流線型のフォルムと、青と白のコントラストが美しく目を惹きます。
この車両は2010年にはグッドデザイン賞、2011年にはブルーリボン賞を受賞していることからもそのデザインの美しさが証明されています。
最高速度は160kmにもなり、日暮里から成田空港までをたったの36分で繋いでいます。
もともと初代AE形はスカイライナー専用車両として1970年代初頭に登場しました。
その後1990年にAE100形へ、そして2008年になり巨額の費用を投じて誕生したのがスカイライナーAE形(2代目)です。
風をコンセプトにデザインされており、配色も風をイメージしたものになっています。
また、ドーム型の天井や独特の証明など、開放感を演出した内装も評価されています。
その他床面には市松模様にも似たデザインがなされており、日本の伝統をイメージしています。
フランス製の便器を使用したトイレや、多機能トイレの完備など、接客設備が充実していますので、成田空港までの快適な輸送を実現しています。