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ひのとり 近鉄
ひのとり 近鉄
近鉄が新型名阪特急「ひのとり」を2020年3月14日に運行を開始しました。
新型車両の形式名は「80000系」で、「ひのとり」というネーミング自体は愛称になります。
キャッチコピーは「まだ知らなかった、くつろぎへ。」になります。
深紅のメタリックレッドの美しい車両カラー、シンボルロゴの火の鳥にはゴールドの配色、車窓は黒で配色されており、全体が締まった印象のフォルムに仕上がっています。パッと見ただけで、シューっと走り抜けるスピード感を感じさせるスタイリッシュさがあります。
「ひのとり」の愛称そのままに美しい電車です。そんな近鉄の看板電車「ひのとり」にスポットを当ててみたいと思います。
「ひのとり」の愛称は、ゆったりとして気品ある車両のイメージ自体を、翼を大きく広げて飛翔する「火の鳥」に重ね合わせて命名されました。
筆者は、この車両にしてピッタリの命名で、大変美しい車体だなぁ、と運行当初思ったのを覚えています。
「ひのとり」は、プレミアム車両とレギュラー車両を備え、21000系「アーバンライナー(plus)」・21020系「アーバンライナーnext」の後継で、名阪甲特急を主とした運用の車両となっています。
キャッチコピーは「まだ知らなかった、くつろぎへ。」と謳うだけあり、座席はレギュラー車両でも新幹線のグリーン車並みの座席となっています。
近鉄の特急列車「名阪特急」で大阪難波―近鉄名古屋間を移動すると、所要時間は2時間程度、運賃と特急料金を合わせた料金は2020年9月3日現在で4340円となります。
新幹線なら所要時間は50分程度です。料金は高速バスなら2000円台で乗れてしまいます。
つまり、スピードを重視する人は新幹線を、価格を重視する人は高速バスを選ぶと思われます。そこで、「ひのとり」はスピードでも料金でもなく、「快適さ」を売り物とした訳です。
「ひのとり」への投資費用は72両で184億円、1両当たり2.5億円相当で、50000系「しまかぜ」の1両当たり2.8億円に近い水準であり、「アーバンライナーnext」の1両1.9億円を上回っています。
快適性を求めた乗り心地の良い特急列車に仕上がっているのが価格面からも伺えます。
今や必須装備と言っても過言ではないFree Wi-Fiも、もちろん整っています。
ワゴンによる車内販売は行われませんが、代わりに挽きたてのホットコーヒーが飲める自動販売機が両先頭車両(プレミアムカー)のデッキ部に設置されています。
価格は200円でコンビニエンスストアにあるコーヒーマシンと同じ手順で、先に備え付けの紙コップを抽出口の下に置いてから現金を投入し購入ボタンを押す方式になっています。
なお、使用する紙コップは本系列用に専用にデザインされたものになっているので、乗車した特別感を味わうことが出来ますし、乗車記念としても持ち帰ってもいいと思います。
ホットコーヒーの自動販売機の横には、スナック、ティーパック、ココアパウダー、ひのとりグッズの自動販売機も設置されています。
ホットコーヒーの自動販売機ではお湯も無料で提供しており、紅茶(100円)ないしホットココア(150円)もスナック類の自動販売機で先にパックを購入し、コーヒーと同じ手順で備え付けのカップにお湯を注げば飲むことができるほか、乳幼児がいらっしゃるお母さんがミルクを作るのにも便利です。
鉄道模型ファンの方であればご存じの方も多いかもしれませんが、現在、TOMIX(トミックス)より近畿日本鉄道 80000系(ひのとり 6両編成)セットが11月に発売予定となっています。
メタリックレッドをベースとした車両は他の鉄道模型にはない深い艶感を感じさせるためコレクションとして持っておきたい車両となります。
近畿日本鉄道 80000系(ひのとり 6両編成)セット(6両)
TOMIX(トミックス) Nゲージ
動力付き新モーター(M-13)採用で「ひのとり」ロゴ 「プレミアムシート」ロゴは印刷済みです。人気商品です。予約枠が埋まり次第終了します。
また、トミックスより発売中の「しまかぜ」や「アーバンライナーplus」といった各種近鉄特急と並べてお楽しみいただけます。