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ディーゼル機関車の名称について
ディーゼル機関車の名称について
以前電気機関車の名称の意味を紹介いたしました。
記号一つ一つに意味があり、その組み合わせでどのような機関車かを表していました。
商品ページを見ているとディーゼル機関車の商品名にも電気機関車と同じような記号が入っています。
ディーゼル機関車も電気機関車と同じで車両の名前を見ればどのようなタイプの車両であるかがわかるようになっています。
今回も電気機関車と同様に車両を紹介しながら名前の意味をご紹介していきます。
名称の意味は?
今回紹介する「DD13-300」は1958年に登場しヤードでの車両入れ換えや短距離の運転などに活躍したディーゼル機関車です。
「DD13-300」という英数字が並んでいますが、これはディーゼル機関車で動軸数が4、最高運転速度が85km/h以下 製造番号が300を意味しています。
電気機関車と似ていますが小さな違いがありますので下記表で紹介致します。
1 ディーゼル機関車を表す記号
ディーゼル機関車を表すDieselの頭文字のDからとられています。
2 動軸数を表す記号
Dがありますので、動軸数が4という意味になります。
3 機関車の種類を表す形式番号。
最高速度で3段階に分かれています。今回は13ですので最高運転速度が85km/h以下となります。
4 同一形式内の製造番号。何番目に作られた車両かを表しています。
100という数字が入っていますので製造番号100となります。
JR発足後の新形式
商品ページを見ていくと「DF200」というように形式番号が3桁のものがあります。
形式番号とは最高運転速度のことであり、2桁までしかありませんでした。
3桁の形式番号は国鉄分割民営化によりJR発足後の新形式となります。
違いは今まで最高速度で区別していたものをを廃止し、代わりに電動機の種類による区分が設けられました。
※形式番号以外はJR発足前と同じものとなります。
さらにディーゼル機関車には1文字目の記号に「H」がついている車両もあります。
これはハイブリッド方式を表しています。
ディーゼルとハイブリッドでは3桁の数字の意味も違い、
電気式ディーゼル機関車の場合は電動機の種類によっても区分し、ハイブリッド機関車の場合はハイブリッドの方式と電動機の種類によって区分しています。
ディーゼル機関車
ハイブリッド機関車
シリーズ方式とは、エンジンを発電のみに使用しモーターを車軸の駆動と回生のみに使用し電力を回収するための蓄電池を有するものです。パラレル方式(並列方式)は、搭載している複数の動力源を車輪の駆動に使用する方式です