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バーベキューカーについて
バーベキューカーについて
皆さんは観光地等で変わった名物列車に乗車したことはございますか?
車内でビールが飲めるビール電車やおでんが食べられる「おでんしゃ」など面白い列車が各地にあります。
では北海道で活躍していたバーベキューができる列車ナハ29000形を皆さん覚えていますか?
ナハ29000形と言うより「バーベキューカー」と聞いたら思い出す方もいるのではないでしょうか。
2018年には全て廃車となりましたので、初めて名前を聞くという方も多いと思います。
今回は久々にマイクロエースより発売された「バーベキューカー」をご紹介致します。
そもそも「バーベキューカー」とは、JR北海道が運行するトロッコ列車「ノロッコ号」の編成増強、各地でのイベント列車へのために企画された車両です。
2000年~2001年に今回マイクロエースより製品化されたナハ29001とナハ29002が製作され、2003年に
富良野線で活躍するトロッコ列車「富良野・美瑛ノロッコ号」の増結用として、調理設備が無いナハ29003が製作されました。
ノロッコ編成の中間に併結される他にもキハ40形やキハ141系との併結で運行されておりますが、
今回はナハ29001のみの製品化なので今後のキハ40の製品化を待ちましょう、、。
さて、このナハ29001は「ノロッコ」号などに組み込まれる客車ですが、「バーベキューカー」になる前ははワキ10000形でした。
ワキ10000形というと自動車を運ぶカートレインとして活躍していたあの貨車です。
貨車から客車になった際に形式番号も肉(ニク=29)にかけた語呂合わせで29000となりました。
元々がワキ10000ということで、倉庫にあったTOMIX製ワキ10000と今回のナハ29001を並べてみましたが、ワキ10000が元になったとは思えませんね。
バーベキューカーの車体には「BARBECUE CAR」のロゴと、食材や調理器具をあしらったパターンが描かれています。
Nゲージになっても「BARBECUE CAR」のロゴやパターン等もしっかり再現されております。
そして気になる車内ですが、実際の車両は車内は電気式ホットプレート付のテーブルをはさんだ4人掛けのボックスシートが設置されておりました。
マイクロエース製のバーベキューカーはどうなっているのか確認したところ、しっかりと4人掛けのボックスシート・間のテーブルまで再現されております。
※今回のバーベキューカーは室内灯の取り付けに対応しておりませんのでご注意下さい。
今まで最新の新幹線や人気の私鉄等多数の車両がNゲージで製品化されたいますが、
今回紹介したような地方で活躍していた車両はNゲージで発売されることは少なく知らない方も多いと思います。
特に今回紹介したバーベキューカーは運行していた時期も短く初めて聞いたというかたもいるのではないでしょうか。
車内でバーベキューをする車両自体珍しく、Nゲージの商品化は数少ないものとなっております。
この機会に北海道で活躍したノロッコ号を思い出し、レイアウトを走らせてみませんか?